「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

診断から入院手術までの3週間、腸閉塞を起こさないかと心配した。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【腸閉塞について】

担当医から今後起こりうる可能性を話されることがあります。この方は「そのままにしておくと腸閉塞を起こす可能性があります」と言われたのかもしれません。

腸閉塞は、腸の内容物が通過障害を起こした状態をいいます。腸の腫瘍や癒着のほかにも様々な原因によって起こります。症状としては、腹痛、吐き気やおう吐、腹部膨満、排ガスの停止などがあります。

食生活で注意することは
(1) 消化がよくやわらかいものを食べましょう
(2) 一度にたくさん食べず、数回に分けて食べましょう
(3) よくかんでゆっくりと食べましょう
(4) 水分補給を心がけましょう

硬くなった便自体も腸の通過障害を起こすため、便秘予防が大切です。朝食後決まった時間にトイレに行く習慣づけや、散歩や体操など体を軽く動かすことで便通がよくなります。


 
【患者さんは一人ではありません】

入院を待つ時期の不安が全くなくなるというのは難しいかもしれませんが、入院待ちの間であっても、患者さんは今かかっている病院に、そして主治医は患者さんに、関わっているのですから、何かあってもすぐに対応できます。
症状が現れたり、何か変化がみられたときは、病院に連絡してください。
待っている期間はつらいかもしれませんが、一人ではありません。


 

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