「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

ICUから4人部屋に移り、病室が明るかったり、1人の人が昼夜にわたって騒がしかったりして、眠れなくなり幻聴や幻覚にも悩んだ。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【昼夜の区別をつけて一日を過ごす】

集中治療室(ICU)は、夜間でも医療行為に支障がない程度の照明がつき、多くの機器の作動音がしている特殊な環境です。身体は安静を必要としていても、治療による身体的、精神的ストレスや環境(照明や音)による刺激が加わり、精神は不安定になりやすい状況です。
集中治療室をでて一般病室に移ると、一日の流れがあり、術前の入院生活に近づきますが、環境からの刺激が多いと、夜間の睡眠を確保して、術前の生活のリズムをすぐに取り戻すことは難しいと思います。
こういった状況を解決するためには、環境を整えることと、昼夜の区別をつけて一日を過ごすことが大切です。場合によっては、お薬を飲んだほうがよいこともあります。担当医や看護師が状況にあわせて対処しますので、苦痛に感じていることを担当医や看護師に伝えて下さい。心配事や気になっていることなど、小さなことを早くから伝えることで問題が解消されやすいと思います。


 

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