自分の助言集をつくる
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大部屋に入院するときは、同室者にも配慮しましょう。部屋のマナーや雰囲気は、“おたがいさま”という部分があり、あなたの方から働きかけて作っていくという気持ちも大切です。
親しい方、久しぶりに再会した方と楽しくおしゃべりをしているときには、思った以上に大きな声になっているときがあります。特に気分がふさぎ込んでいるときには、頭の中ではわかっていても、周囲の方の声が不快に感じることもあります。
お見舞いの方が病室にいらっしゃったときは、談話室等に移動するか、できるだけ声の大きさを抑えるように心がけましょう。
反対に自分が同室の方のお見舞いの会話がどうしても気になるようであれば、それとなく伝えてみてもよいでしょう。直接相手に伝えることにどうしても気後れしてしまうときは、看護師に相談してみましょう。
入院中、親しい人からのお見舞いは、嬉しく、励みにもなります。
その一方で、どんなに気が置けない相手でも、人とのコミュニケーションというものは、思った以上に気力や体力を使います。
特に、気分が落ち込んでいたり、からだがつらかったりしたときには、相手と会うのに気後れしてしまうこともあります。
もし、面会が負担に感じるようであれば、はっきりと断ってかまわないと思います。自分から相手に伝えることが難しいようであればご家族に協力してもらいましょう。また看護師に相談して受付やナースステーションで面会できない旨を相手に伝えてもらえるよう、お願いするのもよいでしょう。
病院まで足を運んでくれた相手に申し訳なく、断りきれない、というのであれば、体調が良いときに手紙を準備しておくという方法もあります。お見舞いへのお礼、治療に専念したい気持ちなどを書いたメッセージカードや便箋をあらかじめ用意しておいて、お見舞いに来てくださった方にお渡しします。
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