自分の助言集をつくる
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入院生活は日課がほぼ決まっていて、大部屋では他の患者さんとの共同生活になるので、いろいろな規制が生じます。
睡眠時のいびきは、熟睡した無意識の状態で起こるので、自分で気づいたり、止めたりできません。また、治療の影響などによって一時的に混乱してしまい、後で「同室者に迷惑をかけた」と話される患者さんも少なくありません。
しかし、自分自身にとっても、同室者と良い関係を保って過ごすためにも、我慢をしすぎることはよくありません。担当医や看護師が状況にあわせて対処しますので、苦痛に感じていることを伝えてください。
大部屋では自分のペースで生活ができない反面、先輩の同病者からアドバイスをもらったり、お互いに励ましあったりして、支えになるという利点があります。
治療上、安静が必要で、ベッド上またはベッドのそばで排泄しなければならない場合があります。排泄は、においや音を伴うため、同室者を気にしたり、うまくできるか心配したりするのも当然です。
病室で排泄を行う際、看護師が、患者さんのプライバシーや羞恥心に対して、十分に配慮して援助します。具体的には、カーテンを用いてプライバシーを確保します。部屋の換気にも気を配り、便器の準備や排泄後の始末など、患者さん自身ができない部分を援助します。
患者さんのなかには、消臭剤をおいたり、ラジオをつけたりして消音効果をだす工夫をされている方もいらっしゃいます。
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