自分の助言集をつくる
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おおよその入院期間は、治療の内容に応じた目安があるので、入院が決まった際に、担当医に確認するとよいでしょう。けれども、これはあくまで予定であり、実際に治療経過と治療効果をみなければ、退院の見通しを立てることができません。
退院の基準は、それぞれの患者さんの病状、入院目的、受ける治療によって異なるので、どのような状況になったら退院になるのか、担当医に確認してください。
具体的な退院日時は、担当医の退院許可が出てから、正式に決定します。生活の注意点に関しては、担当医や看護師から話があります。退院後の生活で気になることは、早めに伝えておくとよいでしょう。また、ご家族と一緒に説明を聞くと、家族間で協力体制をとりやすいと思います。
入院期間の目安を超えてしまったとき、悪いことや予定外のことが起こったととらえることが多いと思います。
しかし、症状の程度や治療効果、回復には個人差があります。もともと持っていた他の病気が影響したり、予想外の新たな症状が起こったりする場合も考えられます。
治療を目安期間のなかに無理に押し込めようとすると、医療の質は低下してしまいます。患者さんの状態の経過に対応した結果、目安を過ぎたということは、患者さんの個別性にあった対応を意味すると思います。担当医、看護師、理学療法士ほか病院スタッフが、患者さんの回復力を高め、安定した気持ちで過ごせるように支援しますので、不安や心配事があれば相談してください。
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