自分の助言集をつくる
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【誤解を解いたり改善につなげたりする】
医療者が無意識に言っている言葉や態度が、患者さんにとってはつらい場合があります。けれども当事者は、患者さんがそのような思いをしたことを言われなければ、気づかないことがあります。もちろん、お互いの誤解ということもあると思います。その場合も、そのままにしていると、誤解かどうかもわからないままになってしまいます。
もし、前回の入院時は、自分の気持ちを誰にも話さないまま退院されており、今回の入院で、その看護師と接することへの不安があるようでしたら、入院前に病院の相談室に相談してみる、あるいは入院の際、病棟の看護師長に相談してみられたらどうでしょうか。
最近ではご意見箱などを設置している病院も増えているので、病院に意見としておっしゃっていただいてもよいと思います。ただ、ご意見箱の場合、匿名も可能ですが、漠然とした対象になり、本人にうまく伝わらないときがあります。
静岡がんセンターの場合、ご意見箱や患者代弁者という仕組みがあり、いただいたご意見は検証し、改善につなげています。このような病院は増えていると思います。
【コミュニケーションをとることが信頼関係を築く第一歩】
入院中は、医師はもちろん看護師、栄養士、薬剤師等、いろいろなスタッフが関わります。心配や不安などがあったとき、遠慮なく聞きやすい人に相談してみてください。コミュニケーションをとることが信頼関係を築く第一歩になり、安心して入院生活を送ることにつながると思います。
(最終更新日 2024年5月28日)
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