自分の助言集をつくる
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【気になることを医師や看護師に質問する】
患者さんから「入院中、同じ病気の患者さんに、これからの治療の話を聞いたり、アドバイスをもらったりして、少し安心した」という声を聞くことがありました。一方、外来では、診察時間が限られており、医師や看護師に気になっていることなどを十分に話すことができないと感じることも多いと思います。
けれども、悩みは一人で抱え込まず、気になることを医師や看護師に質問してみましょう。患者さんの言葉で、患者さんが何を気にされているのか、どのようなことで困っているのかなど医療者に伝わり、アドバイスや対応につながります。
待ち時間のあいだ、患者さん同士のコミュニケーションがとれればよいですが、さまざまな病気、治療の段階の患者さんがおり、人の往来があり落ち着かない場所で、どの人なら快く対応してくれるのか、なかなか見極めるのは難しい状況といえるかもしれません。
ご自分の病気の状態や行っている治療の方法、副作用、合併症などをよく理解することが、安心につながることも多いと思います。
【相談窓口の利用】
一方で、直接患者さんをみている担当医や看護師だからこそ、言えないこともあると思います。
その場合、相談窓口で話してみるのも1つの方法です。
自分のかかっている医療機関に相談室があれば、そこに相談してみてもよいですし、各都道府県に配置されているがん診療連携拠点病院のがん相談支援センターに相談してもよいでしょう。がんの拠点病院に設置されているがん相談支援センターでは、その病院にかかっていない患者さんやご家族も相談することができます。
お住まいの地域のがん診療連携拠点病院等やがん相談支援センターに関しては、『国立がん研究センター がん情報サービス』のサイトにある『相談先・病院を探す』のページが参考になります。病名、お住まいの地域などから、探すことができます。
【患者さん同士のコミュニケーションの場】
悩み事を医療者に相談してみることも大切ですが、『患者さん同士だからこそわかる悩みや気持ち』というものも確かにあります。また、直接、患者さんをみている担当医や看護師だからこそ、いえないこともあると思います。
患者団体(患者会)の集まりに参加してみる以外にも、インターネットでは、患者団体等がホームページを開設し、そのなかで『掲示板』などでやりとりしたり、ネットワークサービスなどで情報交換している場合もあります。また、それぞれの患者さんが個人で開設しているホームページもあります。ご自分の闘病日記のようなものをのせている方も増えています。直接のやりとりではないのですが、同じような病気の患者さんの闘病記も、患者さんの体験や思いがつづられたものなので、読んでみてもよいかもしれません。
(最終更新日 2024年5月15日)
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