希少がんについて
希少がんとは
希少がんという言葉を聞いたことがあるでしょうか?「概ね罹患率(発生率)人口10万人当たり6例未満」「数が少ないため診療・受療上の課題が他のがん種に比べて大きい」これら二つの条件に該当するがん種を希少がんといいます。
<なぜ希少がんに注目するの?>
希少がんは一つ一つの疾患としては稀なものです。しかし個々のがんは数が少なくとも、全てのがん患者に対して15~22%を占めています。つまり希少がん全体として考えると症例数は胃癌・大腸がん等の5大がんに匹敵することから、大事な問題と考えられるようになってきました。
<どんなことが問題なの?>
- 患者数が少ないため医療側の経験が不足している
- 患者さんが得られる情報が不足している
- 患者さんが受けられる支援が不足している
- 患者数が少ないため基礎研究・臨床研究がすすまない
- 医療者の教育訓練の場が不足している
- 専門施設が見つけにくい…など
よろず相談で相談できること
希少がんは稀ながんであるが故に様々な心配事を抱えることになります。静岡がんセンターのよろず相談では下記の様な相談をお受けしております。※MSW(医療ソーシャルワーカー)が相談に応じています。
- 自分の病気の情報を知りたい
- セカンドオピニオンは受けたほうがいいの?
- 稀ながんだけに周りに病気をわかってもらえなくて辛い
- 診療実績のある病院を知りたい
- 患者会はあるんだろうか?
- 稀ながんになって、これからどうなるのかが不安
- その他希少がんになって心配なこと…
<問い合せ先>
よろず相談 TEL:055-989-5710(直通) 平日 8:30~17:00
※相談の受付時間は16:00までになります