主な診断方法・治療法・手術件数
主な診断方法
嚥下造影検査
主な治療法
各種がんの手術前後のリハビリテーション
肺がん・食道がん・胃がんなど(開胸・開腹手術)
手術後の呼吸器合併症(肺炎など)予防のための指導や術後の離床のサポートをしています。
乳がん
肩関節拘縮予防のための訓練方法の指導やリンパ浮腫予防のための指導を行っています。
婦人科がん
リンパ浮腫予防のための指導を行っています。
頭頸部がん
嚥下障害(飲み込みの障害)、構音障害(呂律が回らない)への対応や喉頭摘出によって声を出すことができなくなった場合の訓練(代用音声訓練)などを行っています。また、頸部リンパ節郭清後で副神経が麻痺して肩の機能障害が出現した場合への対応も行っています。
骨軟部腫瘍
手術の部位や内容に応じた訓練(関節可動域訓練、筋力増強訓練、免荷歩行訓練など)を行っています。
脳腫瘍
片麻痺、高次脳機能障害など症状に応じた訓練を行っています。
骨転移への対応
脊椎転移でベッド上安静が必要な場合には、ベッド上での運動より、リハビリを行います。この時期の運動は主に筋力低下や深部静脈血栓症の予防のために行われます。安静度が上がれば立位・歩行訓練を進めていきます。
下肢骨や骨盤への転移で荷重によって骨折が起こりやすい状態の場合には、杖などを用いた免荷歩行訓練を施行します。
嚥下障害への対応
頸部がんの手術後以外にも嚥下障害が発生します。必要に応じて嚥下造影検査を行い、適切な対処方法の指導や訓練を行っています。
リンパ浮腫への対応
乳がんや婦人科がんの手術後などにリンパ浮腫が起こることがあります。圧迫方法の検討、セルフケア(スキンケア、自己でのリンパドレナージ、圧迫下での運動、日常生活上の注意など)の指導を行っています。
※用手的リンパドレナージの施術は行っておりません。
廃用症候群への対応
活動性が低下すると、筋力・持久力をはじめとする全身の機能が低下して、ますます動けなくなるという悪循環に陥ります。全身状態に合わせた運動を行うことにより、このような悪循環に陥らないような支援をしています。