レジデント向け情報

研修の特徴

大腸外科では2013年度は655件(原発大腸癌切除、513例)と、国内トップ2の手術件数を、スタッフ5人と全国から当科の研修を希望し集まったレジデントでおこなっています。
 特に腹腔鏡下手術を積極的におこなっており、2014年には腹腔鏡下大腸切除術が年間449件ありました。全てのスタッフが日本内視鏡外科学会の技術認定医を取得しています。大腸がんロボット手術件数は日本一で、「da Vinci サージカルシステム大腸症例見学施設」でもあり、全国から多くの外科医が見学に訪れています。また、ロボット支援下での側方郭清も数多く行っています。
 解剖に則った剥離層で手術を学ぶことができ、直腸がんの根治性と機能温存の両立について理解を深めることが出来ます。また肛門に近く、通常なら永久人工肛門になってしまうような直腸がんでも、ISR等の肛門温存手術も数多く行われています。局所進行直腸がんや再発がんに対しての骨盤内臓全摘術などの拡大手術も積極的におこなっており、泌尿生殖器の合併切除から再建に至るまで、すべて大腸外科で研修することが出来ます。

研修コースと研修内容

レジデントは症例ごとにスタッフとマンツーマンで受け持ち医となり、診断・治療・手術にあたります。積極的に腹腔鏡下手術の執刀も行い、日本内視鏡外科学会技術認定医取得を目標とします。2014年は腹腔鏡下手術全体のおよそ7割がレジデント執刀でした。また、ロボット手術のcertificateを取得し、助手並びに、経験豊富な常勤医師のもとで指導をうけつつ執刀も可能となります。
 年3回のアニマルラボでの腹腔鏡下手術手技講習や、年4回以上のビデオクリニック(大腸外科スタッフとレジデントが執刀したビデオを見ながら積極的に意見交換を行う会)を行っています。また、がん研有明病院やがん・感染症センター都立駒込病院など、国内有数のハイボリュームセンターとの腹腔鏡下手術カンファレンスも定期的に行っています。また、【長泉低侵襲セミナー】と題して、静岡がんセンター大腸外科に所属したレジデントOBを招き、現在勤務している病院で行っている手術手技の披露、問題点や困っている点を発表しあい、交流を続けています。
 週1回の症例検討カンファレンスを消化器内科、内視鏡科、画像診断科と合同で行うことを通じて知識を高めることが出来ます。大腸外科以外にも他外科、画像診断科や内科、緩和ケア科緩和医療科など、研修課程を自分の将来設計にもとづいて選択できます。

レジデントの声

山川雄士 医師(研修期間5年 現在副医長として勤務)

私はジュニアレジデント中に大腸外科で1年の研修をおこない、腹腔鏡下手術や骨盤内解剖に深く興味を持ちました。全国有数の手術症例と、すばらしい技術のもとで、さらに修業をするためにチーフレジデントとなりました。その2年間で携わった数々の手術では骨盤内の奥深い手術も経験させていただき、より骨盤解剖学に興味を抱くこととなりました。当院の大腸外科チーフレジデントとしてロボット手術に携われ、ロボット手術の助手に始まり、執刀するためのCertificateの取得、さらには経験豊富なスタッフの先生方のご指導の下で、ロボット手術の執刀までさせていただき、ロボット手術の将来性をこの手で感じることができたことは、私の今後の外科人生において非常に大きな経験になったと思います。

山岡 雄祐 医師(平成26年から研修中)

大腸がんの手術の勉強をさせていただきたいと思い、大腸外科レジデントに応募しました。静岡がんセンターの大腸外科で研修させていただくことができ、本当に良かったと感じる日々を送っています。素晴らしいスタッフの先生方のご指導、モチベーションの高いレジデントの先生方の刺激を受け、術前評価・手術手技・術後管理、外科医に必要なすべてをじっくり学ぶことができます。限られた研修期間ではありますが、経験できる全てを勉強させていただくことで、外科医として成長できる最高の環境だと思います。

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