臨床工学技士の業務

医療機器管理業務

国の定める基準を満たした安全で、信頼性が高く、利便性のよい医療機器を選定することに取り組んでいます。また、医療機器の故障期間やトラブルを可能な限り少なくなるよう医療機器の機能と信頼性を保持させるために日常的、定期的な保守管理に努めています。
 2014年度31,084件、2015年度36,968件、2016年度36,361件の点検、修理を実施しています。

人工呼吸器業務

人工呼吸器は生命維持管理装置であるため、病棟で使用している人工呼吸器に対して定期的な循環を行い、点検表を基に稼働状況や動作状況を確認して安全使用が維持できているかを記録しています。また、患者さんの自発呼吸と人工呼吸器の機械呼吸との同調性を保つため医師の監督下に、各人工呼吸器の特徴や性能を活かした設定条件の相談や調整を行っています。
 2014年度267件、2015年度188件、2016年度183件の呼吸管理に携わっています。

血液浄化業務

維持透析を行っているがん患者の入院中の血液透析治療に加え、がん治療中に発症した急性腎不全に対する血液透析、血液濾過、血液濾過透析に加えて、血漿交換、腹水濾過濃縮再静注、免疫吸着など各種アフェレーシス療法を実施しています。そのほかに、装置のメンテナンスや透析液管理を行っています。また、術後などの抵抗力が弱った時期に起こる感染症などで全身状態が不安定な患者、人工呼吸器が装着されている多臓器不全の患者を対象に、24時間以上連続した持続血液透析濾過療法を行っています。そのほかに、体内の炎症の原因となる毒素を取り除くエンドトキシン吸着療法も随時行っています。
 2011年度233件、2012年度104件、2013年度330件、2014年度248件、2015年度190件、2016年度265件の業務に携わっています。

循環器業務

主な業務は下記の3つに分類されます。
2014年度346件、2015年度404件、2016年度534件の業務に携わっています。

補助循環治療

心臓の機能が低下している患者さんをサポートするための補助循環装置として、大動脈バルーンポンピングや経皮的心肺補助装置の操作、管理業務を行っています。

心臓カテーテル検査・治療

angio 狭心症や急性心筋梗塞の検査や治療における医師の 補助業務を担っています。その際に使用される生体情報 監視装置を操作して、心電図波形などの生体情報のモニタリングや記録を行います。
 また、検査や治療に用いる材料の準備や徐脈時には心拍数維持のための体外式ペースメーカーの操作や、病態によっては緊急的に大動脈バルーンパンピングや経皮的心肺補助装置の準備と操作を行っています。

ペースメーカー管理

心臓の不整脈に対してペースメーカーなどの植え込みが行われます。植え込み手術の際に専用プログラマーという機器を用いて動作確認や設定の変更を行い、退院後の外来受診に合わせたペースメーカー動作確認も担当しています。また、手術や放射線治療を受ける患者さんに対して、術中に使用する電気メスなどの医療機器から影響を受けないような設定へ調整する必要があります。その際にも専用プログラマーを用いて動作確認や設定の変更を行っています。

手術室業務

Davinci 手術室では、病院内で最も多種な医療機器を扱っており 76種類207台を保有しています。手術室の医療機器は麻酔器、電気メス、手術用顕微鏡、手術画像支援装置、超音波凝固切開装置、近年では手術支援ロボット(ダヴィンチ)の導入もあり、医療技術の進歩に伴い年々増加する傾向にあります。
これらの機器は、手術を行う上で安全に使用できるように厳しい基準が設けられており、定期的な点検や調整は欠かせません。また、円滑に手術が進むように使用前点検、トラブル発生時の迅速対応、終業点検を行っています。
 2014年度309件、2015年度284件、2016年度306件の業務に携わっています。

内視鏡室業務

naishikyo 近年の内視鏡検査・治療で使用する内視鏡システムは、高画質モニター、CCDカメラ、電子スコープ、洗浄吸引装置、大容量画像記録装置、電気メス、高周波スネア治療器機などの複数の電子機器と医療機器が組み合わさった複雑なシステムとなっています。
内視鏡の検査・治療において内視鏡システムの正確な稼働を目指して円滑で安全に運用できるよう専門知識を有する臨床工学技士を2013年から配置しています。
 2014年度1,962件、2015年度2771件、2016年度2810件の業務に携わっています。

医療機器管理室

医療機器管理室