NST(栄養サポートチーム)

チームの紹介

 栄養サポートチームは、がん治療中の患者さんの栄養状態を把握し、最適な栄養療法を提供することを目的とした多職種で構成された医療チームです。栄養は全ての治療における土台です。がん治療中は、手術後の体重減少や抗がん剤治療・放射線治療の副作用に伴う症状、がんの進行などにより栄養障害を伴います。栄養サポートチームは、栄養障害の原因を把握し、栄養状態をどのように改善し維持していくか、患者さんとともに考え支援しています。

活動内容

 当院のNSTは、2007年9月より稼働し、毎月70~80件ほどの支援活動を行っています。
 支援対象は、病棟看護師が行う入院時のNSTスクリーニングに該当した入院患者さんや、緊急入院し栄養状態が低下している患者さんとなります。活動日には、チームで患者さんのもとを訪問し、栄養状態をみて、どのようなものを食べているか、どのようなものであれば食べられそうかなど聞き取りをします。胃瘻や腸瘻などの経腸栄養管理(栄養剤)や静脈栄養管理(点滴)を行っている患者さんは、現行の栄養が適切か判断しています。外来では、手術前に栄養状態の改善を目指す患者さんの栄養支援を行っています。いずれも、できるだけ患者さんのニーズに合わせながら栄養状態の改善・維持を目指し支援しています。

スタッフ紹介

栄養管理に係る所定の研修を修了した医師、管理栄養士、看護師、薬剤師で構成しています。
メンバーにはNST専門療法士、摂食嚥下障害看護認定看護師、がん放射線療法看護認定看護師がいます。また、口腔問題から食べられない患者さんを支援するため、歯科衛生士を加えた活動としています。

活動の様子

●集合写真

●ラウンド前のチームカンファレンスの様子

 

多職種チーム医療体制

多職種チーム医療体制