免疫治療研究部関係機器
１ フローサイトメーター型ハイスピードソーター
BD FACSAria Cell Sorter (BD Biosciences）
最大13蛍光と2散乱光を同時に解析し、～10000細胞/秒で細胞をソートすることができ、96穴プレートや384穴プレートなどに1細胞ずつの分注も可能です。
癌幹細胞のソートや、癌抗原に特異的な親和性を持ったＴリンパ細胞やＢリンパ細胞のクローニングなどに使用しています。
２ 分子間相互作用測定装置
Biacore X100 （GE Healthcare）
表面プラズモン共鳴(SPR)技術を応用した分子間相互作用解析装置で、低分子化合物（薬剤）とターゲット分子との親和性測定や、抗原、抗体の親和性測定や動態特性などを調べることができます。
作製した抗体の親和性測定やターゲットとなる細胞膜受容体の相互作用解析などに用いています。
３ 高密度振盪培養装置
WAVEバイオリアクターシステム2/10EH （GE Healthcare）
抗体やタンパク質の産生に特化した細胞振盪培養装置です。動物細胞（CHO, 293細胞）やハイブリドーマ細胞を107/mlレベルの高密度まで増幅させて効率的に抗体などの組換えタンパク質を大量に取得することが可能です。組換えタンパク質の場合、高い導入効率を持つ試薬を用いれば短期培養で数mgの精製タンパク質を取得できます。
現在主に結合活性の高い組換え抗体をこのバイオリアクターで大量に作製して動物実験等に利用しています。