7西病棟

病棟紹介

 7西病棟は、大腸外科、皮膚科、内視鏡科、IVR科の4つの診療科が属しています。私たちの病棟では、それぞれの科で行われる治療によって、手術室・GICU・外来部門(専門外来・中央診療・通院治療センター)などの他部門とスムーズで綿密な連携で、安心して治療を受ける体制を整え治療を行っています。また、クリニカルパスの利用率も高く、2018年度の平均在院日数が9.8日と短いことも特徴の一つです。

安心して手術や治療を受け、安全で順調な入院生活を送り、社会復帰ができるよう、他職種で取り組んでいます。

看護の特徴

学べる看護

病棟の約半数は大腸外科の周術期患者です。 腹腔鏡下手術は低侵襲で、患者さんへの負担も少ない手術です。ほとんどの患者さんが、腹腔鏡、ロボット支援下での手術を受けています。周術期の合併症の予防に対し、医師と看護師で協力し合い術後管理を徹底し、異常の早期発見、早期対応に努めています。また皮膚排泄ケア認定看護師が介入し、病棟スタッフと協働して人工肛門造設をした患者さんに対し、術前説明から精神的サポートを行い、造設後の自己管理まで、個々の状況に合わせて支援が行われるように介入しています。

術後の合併症の発生率も低く、人工肛門造設後の患者さんであっても約一週間で退院されます。

・大腸癌の周術期看護

・人工肛門の管理・指導

*皮膚・排泄ケア認定看護師とともに実践するため、スキルアップにつながります

皮膚科では、悪性黒色腫、有棘細胞がん、乳房外パジェット病、基底細胞がんなどの、外科治療、化学療法、放射線治療と多岐にわたり、さまざまな治療を受ける患者さんが入院されます。当院で治療を受ける皮膚科の患者さんは、めずらしい疾患であり、私たちも学ぶことが多いです。疾患の部位によってリハビリが必要であったり、高齢者も多く、退院後の日常生活でのセルフケア獲得に向けた患者指導なども行っています。他部門との連携を深めて、安心して自宅退院ができるよう、家族を含めた指導や在宅支援の調整も行っています。

・皮膚腫瘍の周術期看護(拡大切除、部分切除)

・化学療法を受ける患者の看護

・放射線治療を受ける患者の看護

・終末期看護

・高齢者看護

・退院支援

・家族看護

内視鏡科は、内視鏡下で行われる大腸ESD(大腸内視鏡的粘膜下層剥離術)・EMR(大腸内視鏡的粘膜切除術)を行う患者が対象です。他施設で技術的に治療が困難な患者を多く受け入れています。安全に治療が行われるために、前処置から治療後まで、看護師が注意深く観察と対応を行い、退院後の生活を含めた患者支援を行っています。

・大腸内視鏡治療の看護

IVRとは、Interventional Radiologyの略で、画像誘導下で行う治療のことです。

肝動脈化学塞栓療法、動注化学療法、ラジオ波焼灼療法など、低侵襲で迅速な治療を行っています。1回の入院期間は短期間ですが、再発ごと治療を繰り返し行い、肝機能を維持しながら何年間にもわたり治療を継続していく特徴があります。長期間の治療中、患者と家族の心を支える看護を実践しています。

・IVRの術前・術後の看護

・動注化学療法の看護

・終末期看護

病棟の雰囲気

 切れのいい若手看護師、3名の男性看護師、ママさん看護師、経験豊かなベテラン看護師がバランスよく配置されています。スタッフ間のチームワークも良好で、忙しい中でも和気あいあい、お互いに協力し合いながら楽しく勤務しています。

 また、3名の看護助手さんやクラークさんは、病棟にとって不可欠な人材です。医師・看護師を支えてくれるチーム医療に欠かせない重要なスタッフです。

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