胃外科について

スタッフ紹介

05001 05003
副院長
寺島 雅典
胃外科
部長
坂東 悦郎
医長
藤谷 啓一
医長
小関 佑介
医長
古川 健一朗
05004        
医長
(兼務)
谷澤 豊
       
チーフ
レジデント
松本 陽介
チーフ
レジデント
服部 卓
チーフ
レジデント
高橋 恭太
チーフ
レジデント
井上 誠司
レジデント
古田土 高志
 
レジデント
大坪 琢磨
レジデント
大野 優紀
レジデント
内海 史織
レジデント
阿部 恭
 

胃外科の特徴・考え方

「胃がん」は日本人に最も多いがんです。胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞からがんが発生し、外側に向かって粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜へと潜り込んでいきます。現在は診断技術が進歩し、胃がんの半数以上が、がんが粘膜または粘膜下層にとどまっている「早期がん」の段階で見つかるようになりました。治療技術も向上して早期がんの90%以上は根治できるようになっています。
治療は日本胃癌学会が作成した「胃癌治療ガイドライン」に則し、進行度に応じて内視鏡治療、手術、抗がん剤治療が選択されます。一般に「ごく早期」のがんは内視鏡で切除できますが、内視鏡では治療が難しい早期がんや進行がんを根治させるには、手術が最も有効な治療法です。内視鏡治療は内視鏡科が行い、胃外科は手術を担当します。
また、胃がんに次いで多い消化間間質性腫瘍(GIST)を初めとする胃の粘膜下腫瘍(SMT)など、胃および胃の周辺に発生する腫瘍全般の手術も胃外科が行います。

静岡がんセンター胃外科の特徴と治療方針

胃がん手術数は全国トップクラス。経験豊富なスタッフによる安全、安心な手術

胃癌治療ガイドラインに則して、早期胃がんに対しては体に負担の少ない縮小手術を、進行胃がんに対しては定型手術を行います。当センターは、胃がんの切除手術数が全国で2番目に多く、豊富な経験に基づく適切な治療方針の決定、安全で確実な手術をし、優れた治療成績を実現しています。

腹腔鏡下手術やロボット手術など多様な術式に対応

胃がんの手術は、おなかを切開する「開腹手術」のほかに、おなかに開けた小さな穴からカメラ(腹腔鏡)や手術器具を挿入して行う「腹腔鏡下手術」というアプローチ方法もあります。胃癌治療ガイドラインでは、早期胃がんに対して腹腔鏡下手術も標準手術として推奨されていることから、病状や希望に応じて腹腔鏡下手術も検討します。
当科では腹腔鏡下手術の十分な経験を有する技術認定医が5名在籍しており、最大限安全に配慮した手術を行っています。また、ロボット手術(ロボット支援下の胃切除術手術)にも積極的に取り組んでおり、すでに286例(2018年12月末時点)の経験があります。
胃の粘膜下化腫瘍は、通常5cm以上であれば開腹で、5cm未満であれば腹腔鏡下で胃の部分切除が行われます。近年保険に収載された内視鏡と腹腔鏡下の合同手術も積極的に実施しています。

より効果的な治療を目指して、積極的に「臨床試験」を実施

新しい治療の効果などを評価する「臨床試験」は、今後のわが国の胃がん治療を決定づける重要な役割を担っています。当科は日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)の主要なメンバーとして、有用と思われる臨床試験を積極的に実施しています。またJCOG以外の臨床試験も胃外科主導で実施し、中でも、高齢者に対して安全な手術を提供できるように、術後の肺炎やせん妄を予防するための臨床試験に力を入れています。

胃外科からひとこと

静岡がんセンターでは胃がんの手術は胃外科が担当しますが、内視鏡を専門に行う内視鏡科、化学療法(抗がん剤治療)を専門に行う消化器内科もあり、それぞれ専門性を発揮して高度な胃がん治療を行っています。個々の患者さんの治療についてこれら診療科が話し合って最も適した方法を選び、お互い協力して質の高い医療を提供しています。

専門分野・所属学会・資格

寺島 雅典(副院長)
Terashima, Masanori

専門分野

消化器外科(特に胃癌の外科治療)

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医、指導医)
日本消化器外科学会(専門医、指導医、消化器がん外科治療認定医、代議員)
日本癌治療学会
日本臨床外科学会(評議員)
日本外科系連合学会(評議員)
日本胃癌学会(名誉会員)
日本医療マネジメント学会(評議員)
日本クリニカルパス学会(評議員)
日本消化器癌発生学会(評議員
日本ロボット外科学会(評議員)
日本臨床腫瘍学会
日本がん治療認定医機構(認定医)
日本内視鏡外科学会(評議員、技術認定医)
Fellows of American College of Surgeon (FACS)
米国臨床腫瘍学会(ASCO)
世界外科学会(CIS)
欧州腫瘍外科学会(ESSO)
欧州臨床腫瘍学会(ESMO)
米国消化器外科学会(SSAT)
医学博士
Visiting Professor National Cancer Center Graduate School Science and Policy, Seoul

坂東 悦郎(部長)
Bando, Etsuro

専門分野

消化器外科(特に胃癌の外科治療)

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医、指導医)
日本消化器病学会(専門医、指導医)
日本消化器外科学会(消化器がん外科治療認定医、専門医 、指導医、評議員)
日本がん治療認定医機構(認定医、指導責任医)
日本内視鏡外科学会(技術認定医、ロボット支援手術プロクター)
医学博士

藤谷 啓一(医長)
Fujiya, Keiichi

専門分野

消化器外科(特に胃癌の外科治療)

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)
日本消化器外科学会(消化器がん外科治療認定医、専門医、指導医)
日本消化器病学会(専門医、指導医)
日本がん治療認定医機構(認定医)
日本内視鏡外科学会(技術認定医)
JATECコース修了医
日本消化器内視鏡学会(消化器内視鏡専門医)
日本ロボット外科学会(専門医、国内B級)
医学博士

小関 佑介(医長)
Koseki, Yusuke

専門分野

消化器外科(特に胃癌の外科治療)

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)
日本消化器外科学会(消化器がん外科治療認定医、専門医)
日本内視鏡外科学会(技術認定医)
医学博士

古川 健一朗(医長)
Furukawa, Kenichiro

専門分野

消化器外科(特に胃癌の外科治療)

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)
日本消化器外科学会(消化器がん外科治療認定医、専門医、指導医)
日本内視鏡外科学会(技術認定医)
医学博士

谷澤 豊(医長)
Tanizawa, Yutaka

専門分野

消化器外科(特に胃癌の外科治療)

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医、指導医)
日本消化器外科学会(消化器がん外科治療認定医、専門医、指導医、評議員)
日本がん治療認定医機構(認定医)
日本内視鏡外科学会(技術認定医)
日本がん治療認定医機構(認定医、指導責任医)
医学博士

松本 陽介(チーフレジデント)
Matsumoto, Yosuke

専門分野

消化器外科

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)
日本消化器外科学会(専門医)

服部 卓(チーフレジデント)
Hattori, Taku

専門分野

消化器外科

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)
日本消化器外科学会(消化器がん外科治療認定医、専門医)
日本がん治療認定医機構(認定医)

高橋 恭太(チーフレジデント)
Takahashi, Kyota

専門分野

消化器外科

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)
日本消化器外科学会(専門医)

井上 誠司(チーフレジデント)
Inoue, Seiji

専門分野

消化器外科

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)
日本消化器外科学会(消化器がん外科治療認定医、専門医)

古田土 高志(レジデント)
Kodato, Takashi

専門分野

消化器外科

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)
日本消化器外科学会(専門医)
日本がん治療認定医機構(認定医)

大坪 琢磨(レジデント)
Otsubo, Takuma

専門分野

消化器外科

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)

大野 優紀(レジデント)
Ono,yuki

専門分野

消化器外科

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)
日本消化器外科学会(専門医)

内海 史織(レジデント)
Utsumi, Shiori

専門分野

消化器外科

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)

阿部 恭(レジデント)
Abe, Takashi

専門分野

消化器外科

所属学会・資格等

日本外科学会(専門医)
JATECコース修了医

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