処方別がん薬物療法説明書【患者さん向け】
更新情報
【2023/8/22】子宮頸がん、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫の療法の計2冊を追加しました。
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[追加]
●子宮頸がん「キイトルーダ+シスプラチン+パクリタキセル±アバスチン療法」「キイトルーダ+カルボプラチン+パクリタキセル±アバスチン療法」(複数の療法を1冊にまとめています)
●原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫「キイトルーダ療法」
【過去の更新情報】
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【2023/6/29】胃がんの療法1冊を追加、オプジーボ、ヤーボイを含む療法の計27冊を更新しました。
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[追加]
●胃がん「エンハーツ療法」
[更新]
●「特に注意を要する副作用」に「髄膜炎」を追加
【2023/6/9】胆道がんの療法1冊、非小細胞肺がんの療法1冊の計2冊を追加しました。
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[追加]
●胆道がん「ジェムザール+シスプラチン+イミフィンジ療法」
●非小細胞肺がん「オプジーボ+化学療法」
【2023/4/28】肝細胞がんの療法1冊を追加、すべての説明書を更新しました。
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[追加]
●肝細胞がん「イミフィンジ+イジュド療法」
[更新]
●「治療効果」に病勢コントロール割合を追記、「特に注意を要する副作用」の更新、その他軽微な修正
【2022/11/18】40冊を更新しました。
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[更新]
●オプジーボ、キイトルーダ、ヤーボイを含む説明書の「特に注意を要する副作用」の更新、その他軽微な修正
【2022/11/1】12冊を更新しました。
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[更新]
●以下の説明書の「治療効果」に病勢コントロール割合を追記、「特に注意を要する副作用」の更新、その他軽微な修正
【2022/10/31】非小細胞肺がんの療法1冊を追加、他20冊を更新しました。
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[追加]
●非小細胞肺がん「タグリッソ療法」(術後補助療法)
[更新]
●以下の説明書の「治療効果」に病勢コントロール割合を追記、「特に注意を要する副作用」の更新、その他軽微な修正
●悪性黒色腫「キイトルーダ療法」(術後補助療法)の「治療効果」を更新
【2022/07/27】尿路上皮がん「オプジーボ療法」(術後補助療法)を追加しました。
【2022/07/22】食道がんの療法2冊、非小細胞肺がんの療法1冊の合計3冊を追加、他37冊を更新しました。
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[追加]
[更新]
【2022/05/16】小細胞肺がんの療法1冊を追加、他1冊を更新しました。
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【2022/5/9】子宮体がん「レンビマ+キイトルーダ療法」を追加しました。
【2022/4/13】大腸がんの療法3冊を追加、他9冊を更新しました。
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[追加]
[更新]
【2022/3/25】「ヤーボイを含む療法」、「キイトルーダ療法」、「オニバイド+フルオロウラシル療法」、「ゼローダ+エルプラット(XELOX)療法」の更新をしました。
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●「ヤーボイ療法」(悪性黒色腫)、「オプジーボ+ヤーボイ療法」(悪性黒色腫、腎細胞がん、大腸がん(結腸・直腸がん))の「点滴スケジュール」を更新・修正しました。
●キイトルーダ療法の「治療効果」に病勢コントロール割合を追記し、「TMB-High固形がん」を追加しました。
●「オニバイド+フルオロウラシル療法」(膵がん)の「点滴スケジュール」を修正しました。
●「ゼローダ+エルプラット(XELOX)療法」(大腸がん(結腸・直腸がん))の「点滴スケジュール」を更新しました。
【2022/3/11】胃がん、食道がんの療法5冊の追加と、悪性黒色腫の療法1冊の更新をしました。
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5冊を追加しました。
また、以下を更新しました。
【2022/2/25】「オプジーボ療法」、「バベンチオ療法」を更新・追加しました。
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「オプジーボ療法」の「治療効果」に病勢コントロール割合を追加しました。次の9種類を更新しました。
以下を追加しました。
【2022/1/14】食道がん、非小細胞肺がんの療法、計4冊を追加しました。
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【2022/1/13】よりよい情報発信に向け、利用者のご意見・ご感想を収集するフォームを設けました。ご協力をお願い申し上げます。
【2021/12/22】大腸がん(結腸・直腸がん)「オプジーボ+ヤーボイ療法」(2次治療以降)を追加しました。
【2021/12/1】非小細胞肺がん「ローブレナ療法」の「治療効果」に1次療法を追加しました。
【2021/10/5】非小細胞肺がん「キイトルーダ療法」の「治療効果」を修正しました。
【2021/8/30】大腸がん(結腸・直腸がん)「キイトルーダ療法」を追加しました。
【2021/8/10】4.01版に更新しました。
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【2021/7/21】大腸がん(結腸・直腸がん)、膵がん、非小細胞肺がんの療法、計4冊を追加しました。
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【2021/6/4】悪性胸膜中皮腫「オプジーボ+ヤーボイ療法」を追加しました。
【2021/4/26】全冊子を4.0版に更新しました。また、計6冊を追加しました。
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以下の6冊を追加しました。
【2020/12/24】「キイトルーダ療法」「オプジーボ療法」を更新・追加しました。
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「主な副作用と現れやすい時期」の修正、「副作用の対処と工夫」に【腎機能不全】の追加をしました。
以下の13冊を更新しました。
以下の3冊を追加しました。
【2020/12/15】サイラムザを含む治療法の冊子を更新しました。
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「点滴スケジュール:2回目以降 約30分」を追加しました。
以下の5冊を更新しました。
【2020/10/6】オプジーボを含む治療法の冊子に「点滴スケジュール:4週間隔投与」を追加しました。
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以下の10冊を修正しました。
【2020/9/15】キイトルーダを含む治療法の冊子に「点滴スケジュール:6週間隔投与」を追加しました。
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以下の9冊を修正しました。
【2020/6/15】全冊子を3.2版に更新しました。また、女性内科(1冊)を含む、計10冊を追加しました。
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以下の10冊を追加しました。
【2019/12/17】以下の6冊の「薬剤名」を修正し、3.13版に更新しました。
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「ワンタキソテール/タキソテール」を「ドセタキセル」に変更
【2019/12/9】以下の19冊の「特に注意を要する副作用」を修正し、3.13版に更新しました。
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1)「うっ血性心不全、左室駆出率低下」を追加
2)「血球貪食症候群」を追加
3) 「血球貪食症候群」症状の修正
【2019/11/25】お探しの冊子を見つけやすいように、冊子閲覧のしかたに【病気の種類】を絞り込む機能を追加しました。
【2019/10/1】泌尿器科(1冊)を含む、計3冊を追加しました。
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【2019/8/5】呼吸器内科の4冊について「点滴スケジュール」などを修正しました。
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【2019/7/18】14冊の「特に注意を要する副作用」に「小腸炎」を追加し、3.11版に更新しました。
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【2019/6/24】全ての冊子を3.1版に更新しました。また、15冊を追加しました。
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静岡がんセンターで使用している、患者さんのためのがん薬物療法(抗がん剤治療)説明書をダウンロードできます(ページ下部 “冊子閲覧のしかた” の「冊子一覧」からダウンロードしてください)。 病気の種類・使用する薬の組み合わせ別に、患者さんに知っておいてほしい内容を1冊にまとめました。患者さんからは「具体的に書いてあり、安心感につながった」などの声をいただいています。ぜひ参考にしてください。 ただし、本冊子はあくまで一般論として記載しています。他医療機関の患者さんのご利用にあたっては、患者さんの状態を一番把握している担当医の指示を優先してください。 |
特長
病気の種類別に、がん薬物療法(抗がん剤治療)と副作用対策について
使用する薬の組み合わせ別に作成された冊子です
⇒詳しくはこちら
ただし、ご利用にあたっては、患者さんの状態を一番把握している担当医の指示を優先してください。本冊子はあくまで一般論として記載しています。例えば、医療者に報告する目安は静岡がんセンターの場合であり、他医療機関では異なることがあります。また、高血圧症や糖尿病などの基礎疾患がある場合は、記載内容が当てはまらないことがあります。
こんなときに役立ちます
【患者さん・ご家族】
(1)がん薬物療法(抗がん剤治療)を受ける際の心構えができます
(2)副作用の対処法がわかります
【地域の医療関係者】
(1)患者さんへの指導の参考として活用できます
⇒詳しくはこちら
(1)がん薬物療法(抗がん剤治療)を受ける際の心構えができます
初めて治療を受ける方にとっては、治療の概要や、どういう副作用がいつ頃現れるのかなどを治療前に理解しておくことで心構えができます。例えば、主な副作用の現れやすい時期、頻度が一覧表になっています。現れる副作用は個人差があり、すべてが起こるわけではありませんが、あらかじめ知っておけば、安心して治療を受けることができるでしょう。
(2)副作用の対処法がわかります
いくつかの副作用については、予防策があり、治療前から行っておくと、副作用の軽減につながります。 治療中、現れた副作用の該当ページを読むことで、ご自分にあった対処法を見つけることができるかもしれません。また、病院に連絡すべきか迷ったとき、副作用別に患者さん自ら副作用を評価する基準と報告する目安が載っているので、判断の助けになります(ただし、この目安は静岡がんセンターの場合であり、他医療機関では異なることがあります)。 さらに、1コース終了後に読み返せば、次コースの見通しや対策を立てやすくなります。
【地域の医療関係者】
(1)患者さんへの指導の参考として活用できます
すべての冊子は同じ構成で作られていますので、効率よく利用できます。
現在までに作成したがん薬物療法(抗がん剤治療)の冊子を掲載しています。冊子の種類は、順次拡大し掲載予定です。 説明書へのご意見・ご感想を収集しています。回答はこちら |
冊子閲覧のしかた
①【病気の種類】を選択してください。
②次に、閲覧したい治療法の【PDFアイコン】をクリックしてください。
③「ご利用にあたっての注意事項」の表示が現れます。ご確認いただきましたら、「利用します」のボタンを押してください。表示されている認証用の数字を入力し、次に、簡単なアンケートへのご記入をお願いします。登録ボタンを押すと、冊子を閲覧できる画面に切り替わります。
冊子の見方と探し方:治療法、対象について
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がん薬物療法(抗がん剤治療)は、たくさんの種類があり、「治療法」が同じでも適応基準が異なる場合があります。適応基準の詳細は、臓器別に出版されている『がん診療ガイドライン』、またはご自身の担当医にご確認ください。
各冊子には 「治療効果」の記載があり、文献をもとに各治療法の奏効割合*を記載しています。静岡がんセンターでは「冊子一覧」の「対象」向けに作成・配布しています。一部の冊子では、ガイドラインにあるすべての適応基準について記載していない場合があります。
*奏効割合:がんの大きさの変化を評価する指標で、臨床試験に参加した患者さんのうち、調べられる範囲のがんが消えて4週間以上持続、または、がんの大きさが30%以上減少し4週間以上持続した患者さんの割合
冊子のご利用にあたっては、患者さんの状態を一番把握している担当医の指示を優先してください。実際の治療や生活指導は、一人ひとりの患者さんに合わせて、担当医らにより検討、実施されているためです。
冊子は、下記の「冊子一覧」の更新日(閲覧・印刷時に各冊子タイトル下に記載のある年月日)時点の情報で作成しており、治療や薬の情報、制度などは変更される場合があります。
「冊子一覧」の「対象」の列にある用語については、以下を参照してください。
導入療法(術前補助療法) |
手術や放射線治療の前に行われるがん薬物療法(抗がん剤治療)です。(1)手術や放射線の治療成績をより高める、(2)がんを小さくさせることで、切除や放射線の範囲を小さくし機能(臓器)の温存を図る、などの目的で行われる治療方法です。 |
術後補助療法 |
手術でがんを取り除いた後に行われるがん薬物療法(抗がん剤治療)です。血管やリンパ管などに残存した可能性のあるがん細胞が再発することを予防する目的で行われる治療方法です。 |
1次治療 |
手術できない進行がん、または再発したがんに対して、1番初めに行うがん薬物療法(抗がん剤治療)です。 |
2次治療 |
1次治療の効果が得られなくなった、または継続できない副作用が生じた際、2番目に行うがん薬物療法(抗がん剤治療)です。 |
〇次治療以降 |
「〇」には数字が入り、〇番目以降で行うがん薬物療法です。 例えば「2次治療以降」とあれば、2番目、3番目、4番目・・・に行うがん薬物療法(抗がん剤治療)です。 |
冊子一覧
閲覧したい治療法の【PDFアイコン】をクリックしてください
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作成にあたって
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近年のがん薬物療法(抗がん剤治療)は、大多数が通院治療に移り変わり、患者さんやご家族は、自宅で副作用に対処しなければなりません。新たな薬や治療法の開発、改良により治療は多様化し、患者さんの身体的・精神的な負担はますます大きくなっています。 これまで、静岡がんセンターでは、治療によって生じる副作用の理解や対処法に関する情報を小冊子やホームページで提供してきましたが、その取り組みを一歩進めました。がん薬物療法における治療スケジュールや注意点、副作用とその対処法、医療者に報告する目安などを詳しく知っていただくことで、負担を和らげることができると考え、「情報処方*」の実践ツールのひとつとして、医師・看護師・薬剤師らが協力し、使用する薬の組み合わせや病気の種類別に、患者さんに手渡す説明書の試案作成を2012年から開始しました。作成にあたっては、データインデックス株式会社の協力を得ながら進め、2017年より医師・看護師・薬剤師がこの冊子を用いて患者さんに説明を行っています。運用開始後も数回の改訂を行い、冊子の種類を追加してきました。2022年7月において、静岡がんセンターで実施しているがん薬物療法(抗がん剤治療)の上位100療法(内服のみの療法を除く)のうち、約40%をカバーしています。
*情報処方:静岡がんセンターでは「がん患者さんやご家族が、知りたいこと、知っておかなければならない情報を的確に提供すること」と定義し、取り組みを行っています。
冊子の各副作用項目に記載している「程度の目安」のグレードは、医療者が用いている「有害事象共通用語規準(Common Terminology Criteria for Adverse Events) 日本語訳JCOG版」や文献などを参考に、患者さんに分かりやすい表現にして用いています。本冊子の「程度の目安」のグレードは、CTCAE v5.0 -JCOGのグレードと概ね一致しますが、患者さんや多職種の意見により臨床活用を考慮し、一部相違する副作用項目があります。
現在までに作成したがん薬物療法(抗がん剤治療)の冊子を掲載しています。冊子の種類は、順次拡大し掲載予定です。 説明書へのご意見・ご感想を収集しています。回答はこちら |
ご利用にあたっての注意事項
冊子は、静岡がんセンターの医療者が作成し、正確な内容となるよう努力していますが、診断、治療、その他医学的な情報が、常に最新かつすべての人に当てはまるとは限りません。参考としてご利用いただき、ご自身の状況については、担当医などに確認してください。
【免責事項】
冊子に記載した内容は、正確性について万全を期しておりますが、安全性・正確性を保証するものではありません。万一、冊子の内容に誤りがあり、その利用により生じたあらゆる損害、冊子に記載された内容を用いて行うすべての行為により生じたあらゆる損害について、責任は一切負わないものとしますのであらかじめご了承ください。
また、冊子の内容は、予告なしに変更または削除することがありますので、あらかじめご了承ください。
【著作権】
冊子に掲載されている個々の情報(文章、写真、イラストなど)の著作権は、すべて静岡がんセンターに帰属します。
冊子の内容の全部、または一部については、私的使用、または引用等、著作権法上認められた行為を除き、静岡がんセンターの許可なく無断使用、引用、転載、複製、改変、販売、印刷といった二次利用をすることを固くお断りします。
【問い合わせ先】
冊子についてのご意見を是非お寄せください。
冊子の記載内容以外の個別のご質問、治療や病状に関するご相談、医師の見解を求めるご質問等にはお答えできませんので、ご了承ください。
問い合わせは、お手紙または電子メールにより受け付けしております。電話による問い合わせは受け付けておりません。
〒411-8777 静岡県駿東郡長泉町下長窪1007
静岡県立静岡がんセンター研究所 看護技術開発研究部
kangogijutsu@scchr.jp