レジデント向け情報

研修の特徴

豊富な症例数を通して、研修期間内に術者として安全に手術を完遂できることを目標としています。ロボット支援前立腺摘除術は年間約100例、腎(尿管)手術は約90例、膀胱全摘術は約30例あります。
 研修期間も柔軟に選択でき、6か月、1年、2年、3年コースがあります(詳しくは当院ホームページの医師レジデント募集要項をご覧ください)。学位取得を考えている方には、当院は慶應義塾大学、日本大学と連携大学院の協定を結んでおり、ある一定の条件を満たせば、当院で働きながら大学院に通い学位取得を目指すこともできます。この制度を利用して医学博士の学位を取得したスタッフもおります。
 女医さんも大歓迎です。病院敷地内に24時間の保育施設があり、働き方については事前に相談し子育て世代にも配慮します。伊豆や箱根なども近く、自然も豊かで、休日(土日)は充実した休息の時間を過ごせます。

研修コースと研修内容

初めての手術の前には、解剖学に基づいた手術手技の講義をします。レジデントは、ほぼ全ての定型手術(ロボット支援下前立腺全摘除術、膀胱全摘+回腸導管および新膀胱造設、腹腔鏡下腎摘除術など)を研修期間中にマスターすることを目標としています。また研修期間中に腹腔鏡技術認定医に合格することも重要です。診療業務以外では、英語での原著論文作成を目指し、手術手技のみでなく臨床で知り得た知見を論文として発表する習慣作りも重要と考えています。皆さんの応募を、お待ちしています。見学についても下記当科秘書へ気軽に御相談ください。 
メール:c.kohama@scchr.jp

<レジデントの一般的なスケジュール>

(月)午前 病棟業務      午後 TURBTや前立腺生検
(火)午前 抄読会、病棟業務  午後 TURBTや前立腺生検
(水)ロボット手術や腹腔鏡手術 計2件    
(木)ロボット手術や腹腔鏡手術 計2件  夕 カンファレンス
(金)膀胱全摘手術など  

レジデントの声

臼井 公紹医師 (令和3年から令和4年まで研修)

当科でのレジデント研修は手術に特化し、すべての手術に参加し修練を積みます。基本的にスタッフと助手の2人体制で行い、短時間で質の高い手術を目指します。当科は数多くのレジデントをトレーニングしてきた歴史もあり、手術前のレクチャーから、まずは助手として術者の視点に立った見やすい術野の展開と動きを学び、執刀した場合は正しい剥離ライン等のポイントを絞った指導を受け、合併症の少ない効率的な手術を段階的に習得します。当院は県外からの紹介も多く圧倒的な症例数があり、他院で断られるような手術既往、癒着、浸潤等のハイリスクな症例も数多く経験できます。これだけ手術に集中できる環境は一般病院での勤務では得られず、既に専門医であってもおすすめです。興味があれば一度見学にいらしてください。

泌尿器科

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