研究活動

主な研究内容

1)肺がんに対する至適リンパ節郭清およびリンパ節分類の細分化と予後

肺がんに対する標準手術は、肺葉切除およびリンパ節郭清です。当科では、肺がんの進行度に応じてどの領域までリンパ節の切除を行うことが最適か研究しています。また独自にリンパ節の細分化を行い、手術成績との関連がないかについても研究しています。

2)肺がんの遺伝子プロファイルと外科治療

当科はプロジェクトHOPE(別項参照)に参加し、肺がんの遺伝子プロファイルと外科治療成績に関して研究しています。

3)デジタルパソロジー技術と人工知能を用いた肺癌病理診断、並びに肺癌予後予測に関する研究

 病理プレパラートを病理医が検鏡して病理診断する従来の方法とは異なり、病理プレパラートのデジタル画像を人工知能を用いて、診断の一助にすることの可能性に関する研究と、それらデジタルパソロジー技術・人工知能を用いた肺癌予後予測(肺癌の治りやすさ)に関する研究を行っています。

4)転移性肺腫瘍に対する外科治療成績と適応拡大

肺は様々ながん腫の転移頻度の高い臓器です。当科は転移性肺腫瘍に対して、原則として①原発巣がコントロールされている。②予定手術で全病変の切除が可能である。③肺以外に遠隔転移がない、或いはコントロールされている。④全身状態が手術に耐えられる。の適応の元、積極的に切除を行っており、外科治療成績および適応に関して研究しています。

関連情報

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論文

呼吸器外科

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