主な診断方法・治療法・手術件数

主な診断方法

画像診断(CTスキャン、PET-CT、MRIなど)

病理診断、細胞診

遺伝子解析

細胞表面抗原解析

主な治療法

化学療法

造血器悪性腫瘍の治療は抗癌剤による化学療法が基本です。疾患の種類や病態、あるいは患者さんの年齢や臓器予備能などにより、化学療法の内容は異なります。

放射線照射

悪性リンパ腫や多発性骨髄腫の患者さんなどには、治療の一部として、局所病変に放射線照射を用いることがあります。また同種造血幹細胞移植の前処置(移植を行うための治療)として、全身放射線照射を用いることもあります。

自家造血幹細胞移植

通常化学療法に反応性が良好な場合に、再燃予防の追加治療として、自家造血幹細胞移植併用の大量化学療法を行うことがあります。この治療法は、自分の造血幹細胞を予め採取して保存しておき、大量の抗癌剤による強力な化学療法を行った後に、採取しておいた造血幹細胞を戻すという方法です。これにより通常化学療法の用量規定因子となる骨髄抑制を回避して、安全に大量化学療法を行うことができます。主として、若年者の悪性リンパ腫や多発性骨髄腫などが対象となります。

同種造血幹細胞移植

通常化学療法では再燃リスクが高く、治癒を得にくい疾患・病態の場合には、同種造血幹細胞移植を行うことがあります。同種造血幹細胞移植とは、自家造血幹細胞移植と同様に強力な化学療法を行った後に、他人であるドナーから提供された造血幹細胞を移植する治療法です。これにより大量化学療法を行うことができるだけでなく、免疫療法としての効果を期待することができる治療です。ただし治療に伴う合併症も多く、この治療を選択するかどうかについては慎重な判断が必要となります。前処置の強度や、移植する幹細胞をもらう相手により、様々な種類の同種造血幹細胞移植が行われます。

移植の件数

(平成29年度実績)

移植の件数 件数
同種造血幹細胞移植 38
自己造血幹細胞移植 25

 

血液・幹細胞移植科

血液・幹細胞移植科