神経内科について

スタッフ紹介

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神経内科
部長 福田 博之

神経内科の特徴・考え方

神経内科は、脳、脊髄、末梢神経、筋肉の病気の診断と治療を行います。頭痛、めまい、しびれ、力が入らない、動けない、物忘れなどの症状を主な対象としています。代表的な病気としては、脳梗塞、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群などがあります。
こうした症状はがんとかかわりが深く、がんの合併症として生じることもありますし、がんが脳や脊髄に転移した場合や、抗がん剤の副作用として起こる場合もあります。また、がん患者さんの中には、もともと神経内科の病気を持っている人も少なくありません。がん患者さんが訴えるさまざまな神経内科の症状に対応するのが、がん専門病院にある神経内科の役割です。

静岡がんセンター神経内科の特徴と治療方針

がんにともなう神経系の合併症は積極的に治療

がんが進行すると、脳や脊髄などに転移した場合に現れる症状だけでなく、凝固系の異常から起こる脳梗塞や、体力低下による歩行障害が起こることがあります。しびれや麻痺、痛みや歩行障害は、生活の質を著しく低下させてしまいます。当科ではこうした症状の原因を調べて、早期治療に結びつけます。
また、胸腺疾患にともなう重症筋無力症や、肺小細胞がんにともなうランバート・イートン筋無力症候群、さまざまながんに合併する皮膚筋炎や多発筋炎などの診断や治療も行っています。

抗がん剤治療の副作用の神経症状を改善

抗がん剤の中には、しびれや痛みなどの末梢神経障害をきたすものがあります。当科は、日常生活に支障をきたしている患者さんの末梢神経障害の治療やサポートに取り組んでいます。

高齢の患者さんへの対応も

社会全体の高齢化にともない、当センターでも高齢のがん患者が増えています。物忘れ、意欲の低下、気分の落ち込み、活動性の低下、飲み込みにくい、歩けなくなってきたなど加齢による症状も多く見られますが、体力や気力の衰えがあると、がんの治療や体の回復に支障をきたすことがあります。そこで当科では、腫瘍精神科やリハビリテーション科、栄養サポートチームなどと協力し、高齢患者の日常生活の向上に向けて支援します。

神経疾患をもった患者のがん治療を支援

もともと脳梗塞やパーキンソン病などの病気のあるがん患者が、手術や抗がん剤による化学療法を受ける場合には、他の診療科と協力します。とくに、パーキンソン病の患者が胃や腸などの手術を受ける際には、手術後にパーキンソン病の薬を一時的に内服できなくなるため、手術後の回復や食事摂取がうまくできなくなることもあります。内服薬の代わりに注射や貼付剤による治療を行うとともに、リハビリテーション科と協力しながら手術後の回復を支えます。

神経内科からひとこと

神経内科の病気は、体の中のいろいろな部分と密接に関係しているため、当科では院内の各部門と協力しながら診療にあたっています。それぞれの症状に応じた診断や治療の進め方を提案しますので、しびれや痛みなど気になる症状があるときは我慢しないで担当医か看護師に相談してください。

専門分野・所属学会・資格

福田 博之(部長)
Fukuda, Hiroyuki

専門分野

神経内科
臨床神経生理学
内科学全般

所属学会・資格等

日本神経学会(専門医)
日本内科学会(認定内科医、総合内科専門医、指導医)
日本臨床神経生理学会(認定医「脳波分野、筋電図・神経伝導分野」)
日本静脈経腸栄養学会
医学博士

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