研究活動

主な研究内容

1) 抗がん剤や放射線によって起こる口内炎(口腔粘膜炎)の予防や治療のための研究

頭頸部がんの化学放射線治療や、造血細胞移植治療などのがん治療中の重篤な有害事象のひとつである口腔粘膜炎を抑制するために、他科・他施設と協力して、さまざまな臨床試験や治験に参加しています。

2) 頭頸部領域への放射線治療後の多発性う蝕とその予防法に関する研究

頭頸部癌放射線治療後における飲食物摂取回数についての患者調査をおこない、口腔乾燥症による味覚や嗜好の変化がう蝕誘発性飲食物の摂取回数が多くし、その結果、う蝕が多くなっていることがわかりました。頭頸部癌放射線治療後の患者さんに対する患者指導に役立てています。今後は、頭頸部放射線治療後の多発う蝕を予防するための研究を計画しています。

3) 口腔内細菌叢と呼気中揮発性有機化合物(VOC)の関連についての研究

近年、口腔内細菌と口腔合併症の関連が指摘されていますが、細菌の種類とその割合を同定する簡便な検査法はありません。口腔内細菌が産生するニオイ成分である揮発性有機化合物と病原性をもつ口腔内細菌を結びつけることができれば、将来的に口臭を調べることで病気や疾患を早期発見できるようになるかもしれません。この研究では、口腔内細菌とその菌が産生する揮発性有機化合物の関連を検討しています。

4) 薬剤関連顎骨壊死の治療法に関する研究

骨転移の患者さんに投与される破骨細胞を抑制する作用のある骨修飾薬投与時の重篤な有害事象として、薬剤関連顎骨壊死があります。標準的な治療方法がまだ確立しておらず、症例によっては難治性となる場合もあります。がん患者さんの日常生活やがん治療を妨げることのない、薬剤関連顎骨壊死の評価方法・治療方法について検討を行っています。

関連情報

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論文

歯科口腔外科

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