循環器内科について

スタッフ紹介

23003
医長
村岡 直穂
医長
親川 拓也
23001 noimage
医師
飯田 圭
医師
藤田 文乃
医師
遠藤 裕久
医師
大山 徹真

 

循環器内科の特徴・考え方

がんセンターの循環器内科の役割は、大きく分けて2つあります。
一つは、もともと冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)や不整脈、高血圧、心不全、心筋症、弁膜症といった心臓疾患をお持ちの患者さんや、術前検査で心疾患が疑われた患者さんの、現在の心臓の状況について評価し、これから行われるがん治療を滞りなく受けられるようサポートしていくことです。高齢化社会となり心臓疾患を合併しているがん患者さんも年々増加しています。
もう一つは、もともと心疾患が無い方でも、手術や放射線治療、抗がん剤治療などのがん治療中に発生した心血管系の副作用について診断、治療、管理をしていくことです。特に抗がん剤治療は薬の種類も年々増えており、副作用の出る時期や症状も様々です。また癌の治療成績が向上し長期生存者が増える一方、抗がん剤治療の副作用が治療終了後何年も経ってから現れることも報告されるようになってきており、いわゆるがんサバイバーの方々の心血管系疾患も注目されるようになってきました。

静岡がんセンター循環器内科の特徴と治療方針

安心してがん治療が受けられるよう、持病の心臓疾患を管理

心臓ががんの治療に耐えられるかどうか、評価の方法として、当院では負荷心電図、心臓超音波、心臓CT、心臓MRI、心臓核医学検査、心臓PET検査、スワンガンツカテーテル検査が施行可能です。その結果、冠動脈のカテーテル検査が必要と判断した場合は、近隣の施設に紹介させていただきます。もし検査の結果心血管疾患が見つかっても、それで癌の治療をあきらめるのではなく、心臓の薬を併用したり血圧や点滴量に気を付けるなど注意点を明確にして主科と連携したり、心臓の手術やカテーテル治療をまず先にやっておく方が良い場合は心臓の治療を先行し、本来の目的である癌の治療をなるべく早く、安全に開始できるようマネージメントします

がん治療による心臓の合併症にも即対応

がんの治療によって新しく生じた心臓疾患(合併症)の管理や治療にすぐ対応できることも、当科の強みです。たとえば、抗がん剤治療中に突然不整脈や急性の心不全を生じた場合は、早急に薬物治療などを始め、その後の再発予防にも対応します。また一部の抗がん剤は長期間投与すると、徐々に心機能が低下したり血圧が大きく変動するなど心臓に悪影響を及ぼす心毒性という副作用があり、その影響で全身状態が崩れてしまうと抗がん剤治療を断念せざるを得なくなる場合もあります。当科では、できるかぎりがんの治療を継続できるように、検査や治療でサポートしていきます。

がんと心臓疾患の関連を研究し、質の高い治療を提供

がんそのものが原因の心臓疾患やがんの治療が心臓へ与える悪影響については、現在の医学の進歩をもってしてもまだ明らかでない点が数多く見られます。特に抗がん剤治療は近年目まぐるしく進歩しています。当科は、がんセンター内に置かれている循環器内科として、がんと心臓疾患に関わる調査や研究を行い、常に高い医療レベルを保つよう努力しています。

循環器内科からひとこと

がんの治療の中には体に負担がかかるものも少なくありませんが、当科では心臓疾患があっても安心してがんの治療に臨めるように、しっかりコンディションを整えていきます。

専門分野・所属学会・資格

村岡 直穂(医長)
Muraoka, Nao

専門分野

循環器内科

所属学会・資格等

日本内科学会(認定医)
日本循環器学会(専門医)
日本核医学学会
日本腫瘍循環器学会

親川 拓也(医長)
Oyakawa, Takuya

専門分野

循環器一般
腫瘍循環器
心臓腫瘍

所属学会・資格等

日本内科学会(認定医、総合内科専門医)
日本心血管インターベンション治療学会(認定医)
日本循環器学会(専門医)
日本がん治療認定医機構(認定医)
日本核医学会(PET核医学認定医)
日本医師会(認定産業医)
日本がんサポーティブケア学会
日本腫瘍循環器学会

飯田 圭(医師)
Iida, Kei

専門分野

循環器一般
循環器内科
総合診療

所属学会・資格等

日本循環器学会(専門医)
日本核医学学会(専門医)
日本内科学会(専門医)
日本腫瘍循環器学会
認定産業医

藤田 文乃(医師)
Fujita, Ayano

遠藤 裕久(医師)
Endo,Hirohisa,

所属学会・資格等

大山 徹真(医師)
Oyama, Tetsuma

所属学会・資格等

循環器内科

循環器内科