新型コロナ感染症について 患者さん・ご家族へのお願い

2023年12月1日 病院長

 新型コロナ感染症は2023年5月8日より、分類がインフルエンザなどと同じ5類に引き下げられました。しかし、病院は一般社会と異なります。特にがんの患者さんが新型コロナウイルスに感染すると、がん治療が遅れるだけでなく、重症化するリスクが高くなります。現在治療中、またはこれから治療を受けるがん患者さんには、感染を避けるよう十分注意していただく必要があります。
 一方で、コロナ感染症の重症化率の低下や感染状況が落ち着いていることから、面会や付き添いの制限をある程度緩和することにしました。詳しくはこちらをご覧ください。これまでと同様に入館時の体調チェックは行います。多くのがん患者さんが診療を受けるがんセンターという特殊な環境であることをご理解くださいますようお願いいたします。

 

  1. 入院や手術など、がんの治療の1週間前からは、人に接することを極力控える、人混みを避ける、会話時には必ずマスクを着用するなど、慎重な感染対策をお願いします。
  2. 同居のご家族から感染する患者さんが多くいらっしゃいます。同居のご家族も、患者さんと一緒に感染対策をお願いします。
  3. ワクチンが重症化のリスクを下げる点で有効とされています。積極的にワクチンを接種することをお勧めします。
  4. 当院に受診・入院予定のある患者さんや同居のご家族が感染した場合、必ず病院にご連絡下さい。当院の定める(自宅)待機期間は、感染した場合は発症日から10日間、同居のご家族が発症した場合は最終接触日から7日間です。この期間中は、緊急時以外の来院をお控えください。病院内には抵抗力の落ちた患者さんが多くいらっしゃいますので、国が健康な人を対象として定めた期間よりも長くなっています。ご留意下さい。

 


(関連するページ)
  新型コロナウイルス感染症に関する当院の対応について

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