研究活動

主な研究内容

1)  肺がんにおける化学療法・化学放射線療法の研究

呼吸器内科は日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)、西日本がん研究機構(WJOG)に所属しており、数多くの臨床試験に参加し、肺がんの化学療法・化学放射線療法の開発や研究に取り組んでいます。大規模な臨床試験以外にも単独施設・少数施設で行う医師主導臨床試験、企業治験、観察研究も積極的に行っています。

また、肺がん患者さんには、ご高齢の方や合併症を有する方が多数いらっしゃいます。このようなリスクの高い患者さんに対して安全に治療を実施するための研究も行っています。

2)  がん支持療法の研究

がん治療においては、支持療法(がん治療に伴う苦痛や副作用をなるべく抑え、予定している治療を最後まで完遂できることをサポートする治療)も重要です。当院では、がん患者さんのリハビリテーションや、化学療法に伴う嘔吐に対する吐き気止めに関する研究にも力を入れています。

3) トランスレーショナル・リサーチ(橋渡し研究)

トランスレーショナル・リサーチとは、「新しい医療を基礎研究で開発し、臨床の場で試用してその有効性と安全性を確認し、日常医療へ応用していくまでの一連の研究過程」のことです。呼吸器内科では静岡がんセンター研究所と共同し、肺がんにおけるバイオマーカー(病気の変化や治療に対する反応に相関し、指標となるもの)の研究や、抗がん剤の薬物動態(血液中の薬物濃度とその変化)に関する研究も行っています。

関連情報

 ・「静岡がんセンターで実施している臨床試験・治験の情報」についてはこちら

 ・「倫理審査委員会で実施情報の公開が必要とされた研究の情報」についてはこちら

論文

呼吸器内科

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