IVR科について

スタッフ紹介

31001 31003
IVR開発部長
新槇 剛
部長
佐藤 塁
医長
雜賀 厚至
副医長
浅原 和久
医師
森口 理久

IVR科の特徴・考え方

「IVR:Interventional Radiology」は「画像誘導下治療」とも呼ばれ、レントゲンやCTスキャン、超音波などによって得られた画像をもとに行われる処置や治療を指します。代表的なIVRは、肝がんに対する「ラジオ波凝固療法(RFA)」や「肝動脈化学塞栓療法(TACE)」などですが、診断目的の血管造影を始め、奥深い位置にできた腫瘍を超音波画像やCTスキャンの画像で確認しながら採取する深部組織の画像誘導下生検、画像誘導下処置(経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)、経皮的膿瘍ドレナージ、腎瘻造設、経皮的胃瘻・食道瘻造設、経皮経肝門脈枝塞栓術)などもIVRに含まれており、これらをIVR科が担当しています。さらに腫瘍からの出血や術後出血に対する経カテーテル的緊急止血術や、術後膿瘍などに対する経皮的緊急ドレナージなどもIVR科の役割です。

日本IVR学会広報動画(外部サイト Youtube)

UAE(子宮動脈塞栓術)について(1分58秒)

IVR(アイ・ヴイ・アール)について(1分34秒)

IVRの現場から

血管治療編(5分59秒

救急治療編(6分23秒)

がん治療編(7分16秒)

静岡がんセンターIVR科の特徴と治療方針

肝がんのラジオ波治療や動脈塞栓療法はトップレベルの技術

代表的ながんのIVRが、肝細胞がんに対するラジオ波凝固療法や肝動脈化学塞栓療法です。専門医がハイレベルで安全性の高いIVRを実施するのはもちろんのこと、IVRを受ける患者さんに対して外来診療から入院まですべて当科が一貫して担当し、さらに肝細胞がんに対する全身化学療法も当科が行っています。

IVR専用の高性能なCTを導入

安全で精度が高いIVRを行うには、画質が鮮明で精密な画像検査機器が不可欠です。当院は320列Area Detector CTを搭載した高性能なIVR-CTを有しており、さらに平成27年度中にはCorn Beam CT搭載のFlat Panel Detector血管撮影装置も導入される予定です。

臨床試験に参加し、新たな治療の開発に貢献

当院ではIVRにかかわるさまざまな臨床試験や治験にも参加しています。とくに肝細胞がんに対する治験は、当科がリーダーシップをとって進めており、新しい治療の開発や発展に貢献しています。

IVR科からひとこと

IVR科では、他の診療科からの依頼をもとに検査や処置を行います。技術的に困難と思われるような依頼でも、IVR科の医師や技術者でさまざまな意見を出し合い、さらに他の診療科のスタッフとも相談しながら、患者さんにとって最もいい方法を導き出す努力をしています。

専門分野・所属学会・資格

新槇 剛(IVR開発部長)
Aramaki, Takeshi

専門分野

IVR全般

所属学会・資格等

日本IVR学会(代議員、専門医、指導医)
日本医学放射線学会(専門医)
日本IVR学会(中部地方会世話人)
緩和IVR研究会(世話人)
静岡IVR懇話会(代表世話人)
日本PTEG研究会(世話人)
リザーバー研究会(幹事)
CARDIOVASCULAR and INTERVENTIONAL RADIOLOGY SOCIETY of EUROPE (Fellow)

佐藤 塁(部長)
Sato, Rui

専門分野

IVR全般

所属学会・資格等

日本救急医学会(専門医)
日本医学放射線学会(専門医)
日本IVR学会(代議員、専門医)

雜賀 厚至(医長)
Saiga, Atsushi

専門分野

IVR全般

所属学会・資格等

日本IVR学会(専門医)
日本医学放射線学会(専門医)
検診マンモグラフィ読影(認定医)
臨床研修指導医

浅原 和久(副医長)
Asahara, Kazuhisa

専門分野

IVR全般

所属学会・資格等

日本内科学会(認定医)
日本消化器病学会(専門医)
日本IVR学会
日本消化器内視鏡学会(専門医)
日本肝臓学会(専門医)

森口 理久(医師)
Moriguchi, Michihisa

専門分野

腹部悪性腫瘍の診断・治療

所属学会・資格等

日本内科学会(総合内科専門医、指導医)
日本消化器病学会(専門医、指導医、学会評議員)
日本肝臓学会(専門医、指導医、学会評議員)
日本IVR学会(専門医)
日本がん治療認定医機構(教育員)
日本臨床腫瘍学会(がん薬物療法専門医)
日本肝癌研究会(評議員)
リザーバー研究会(世話人)

IVR科

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