感染症内科【検査項目】
細菌検査
検査内容
検査項目 | 検査説明 | |
一般細菌検査 | グラム染色 | 採取された喀痰や尿などの検体を染色して、どのような菌がいるかを顕微鏡で観察します。 |
培養・同定検査 | 採取された検体中にいる細菌を培地を使い増殖させます(培養)。 | |
細菌培養して発見した菌が感染症の原因菌と思われる場合、それがなんという菌なのかを様々な方法で調べます(同定検査)。 | ||
薬剤感受性検査 | 感染症の原因菌に対して、どの抗生剤が効くか、あるいは効かないのかを調べます。 |
検査項目 | 検査説明 | |
抗酸菌検査 | 抗酸菌染色 | 肺炎などの原因として抗酸菌(結核菌など)がいないかどうかを染色して、顕微鏡で観察します。 |
検査項目 | 基準値 (単位) |
検査説明 | |
迅速検査 | |||
C.ディフィシルトキシンA | C.ディフィシルトキシンA(陰性),GDH(-) | クロストリジウム・ディフィシルという細菌の存在とトキシンA/トキシンBという毒素を産生しているかを調べます。 | |
肺炎球菌尿中抗原 | 陰性 | 肺炎球菌による肺炎の診断に用います。 | |
レジオネラ尿中抗原 | 陰性 | レジオネラ菌による肺炎の診断に用います。 | |
ノロウイルス抗原定性 | 陰性 | ノロウイルスの検査です。 | |
アデノウイルス抗原 | 陰性 | アデノウイルスの検査です。 | |
RSウィルス抗原 | 陰性 | RSウィルスの検査です。 | |
ロタ・アデノ便中抗原 | ロタ(-)、 アデノ(-) |
便中に存在するロタウイルス、アデノウイルスの検査です。 | |
β-Dグルガン | 11.0pg/mL未満 | 体の深部に感染した真菌(カビ)の感染症(深在性真菌症)の診断に用います。 | |
エンドトキシン定量 | 5.0pg/mL未満 | 主にグラム陰性桿菌(腸内細菌など)の細菌が原因となって起こる敗血症の診断に用います。 | |
血清中カンジタ抗原 | 陰性 | 血清中にカンジタ(真菌)が存在するかの検査です。 | |
赤痢アメーバ抗原定性 | 陰性 | 赤痢アメーバ感染の診断に用います。 |
グラム染色
細胞判定(100倍)
表示 | 視野 |
- | 認めず |
1+ | まれ、<1/視野 |
2+ | 少数、1~9/視野 |
3+ | 中等度多数、10~25/視野 |
4+ | 多数、> 25/視野 |
微生物判定(1000倍)
表示 | 視野 |
- | 認めず |
1+ | まれ、<1/視野 |
2+ | 少数、1~5/視野 |
3+ | 中等度多数、6~30/視野 |
4+ | 多数、> 30/視野 |
抗酸菌染色(1000倍)
表示 | 視野 |
陰性 | 0/300 |
ガフキー1号 | 1~2/300視野 |
ガフキー2号 | 1~9/100視野 |
ガフキー5号 | ≧10/100視野 |
ガフキー9号 | ≧10/視野 |
結果報告までの目安
グラム染色 抗酸菌染色 |
検体受付当日です。 |
培養・同定検査 薬剤感受性検査 |
およそ2日から10日です。検出された菌により報告までの時間が変わります。 |
迅速検査 | 検体受付当日です。早いもので30分程度です。 |