「第11回がん患者を支える歯科衛生士のための講習会」開催のお知らせ
1 目 的
頭頸部がんにおける放射線治療は、根治治療や術後照射だけでなく、再発や転移に対する再照射や緩和照射においても重要な役割を果たしています。放射線治療の大きな利点として、発声機能や頭頸部の形態を温存できる点が挙げられます。しかし、その一方で、治療中に皮膚炎や口腔粘膜炎が生じ、治療後には唾液腺障害や味覚障害、開口障害、放射線性う蝕、さらには顎骨壊死といった多岐にわたる口腔合併症が問題となります。近年では診断や治療技術の進展により頭頸部癌による死亡率は減少傾向にあり、それに伴って、放射線治療後の長期的な口腔管理において歯科医療連携がますます重要となっています。そこで今回は、歯科衛生士が口腔衛生管理を行う上で理解しておきたい、頭頸部がん放射線治療に対する支持療法を取り上げます。
2 主 催 静岡県(静岡県健康福祉部・静岡県立静岡がんセンター)
共 催 特定非営利活動法人静岡県歯科衛生士会
後 援 一般社団法人静岡県歯科医師会
3 内 容
日 時 | 2025年1月19日(日) 13:00~16:30(受付開始:正午) |
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会 場 | グランシップ 11階会議ホール・風(静岡市駿河区東静岡2丁目3番1号) |
対象者 | 県内に在住又は勤務の歯科衛生士等 150名(先着順) |
参加費 | 無料 |
講話内容 | 講 師 | |
1 | 周術期口腔機能管理について総論 | 静岡県立静岡がんセンター 歯科口腔外科 歯科衛生士 永嶺 愛美 |
2 | 頭頸部がん放射線治療による合併症の診断、治療 | 静岡県立静岡がんセンター 歯科口腔外科 歯科医師 慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科教室 専任講師 山田 有佳 |
3 | 頭頸部がん放射線治療中の皮膚ケア、栄養管理 | 静岡県立静岡がんセンター がん放射線療法看護認定看護師 高橋 里実 |
4 | 頭頸部がん放射線治療の口腔ケア | 静岡県立静岡がんセンター 歯科口腔外科 歯科衛生士 河島 美帆 |
※日本歯科衛生士会「生涯研修」の対象となります。
⑵ その他
お申込みいただきましたら、受付後に「受付完了メール」を送信します。定員が超過する場合は、別に
連絡しますので御了承願います。
5 その他
⑴ 研修会3日前を目途に、登録いただいたメールアドレスに配布資料の御案内を送信します。
メールが届かない場合は、お手数ですが1月17日(金)午後1時までに御連絡ください。
(gansogo@scchr.jp)が受信できるように、設定をお願いします。
⑵ 研修会配布資料の転載は禁止させていただきます。
⑶ 入力いただいた個人情報は、本研修会のみに使用し、他の目的には一切使用いたしません。
6 お問い合わせ
静岡県立静岡がんセンター 疾病管理センター 佐々木・鈴木
電話番号 055-989-5222㈹ E-mail gansogo@scchr.jp