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リモートSDV運用開始 説明会の開催のご案内（2012年5月16日）

【要旨】

　静岡がんセンターでは、製薬企業が開発した薬剤の安全性・有効性を確認するための治験を効率的に行うために、「インターネットを利用した電子カルテを直接閲覧するシステム、“リモートSDV”」を日本で初めて６月より本稼働いたします。
　つきましては利用を希望する各企業でのスムーズなシステム導入に繋げるため、当院に治験を依頼した製薬企業の方を対象としたリモートSDV運用についての説明会を開催致します。

（説明）
　静岡がんセンターは、ファルマバレープロジェクトの一環として企業治験に積極的に取り組み、その総件数は、開院以来、285件に達しています。また、平成23年度は110件を受託し、件数は増加しています。
　治験を実施する際、製薬会社の担当者は頻繁に病院を訪問してカルテ等を確認し、治験が適切に実施され病院から提出された報告書が正確かつ完全なものであるかを確認・検証する必要があります。
　こうしたカルテ等の直接閲覧（Source Data/Document Verification；SDV）は治験の品質を保つ為に必要なものですが、一方で、企業担当者の病院訪問には多くの時間とコストが費やされており、品質を保ちながらより効率的にSDVを実施する手法のIT化が強く求められてきました。
　今回、静岡がんセンターでは、3ヶ月間の試行を経て、日本初のリモートSDVの本格的稼働を開始いたします。リモートSDVは、インターネットを介し、病院を訪問することなくSDVを実施することが可能であるため、品質保持と治験業務の効率化が同時に実現できます。

【開催概要】

1. 日　時　：　平成２４年５月１６日（水）　１５:００～１６：００

2. 場　所　：　静岡県立静岡がんセンター管理棟　４階　研修室１

3. 参加対象：　製薬企業、医薬品開発業務受託機関（CRO）関係者
   （現時点での申込者数　３０社６８名）

4. プログラム内容：
   ア システムの概要およびシステム導入までの諸手続きについて説明
   イ デモンストレーション（テスト患者データにて、動作性をご確認
   いただけます）