「よろず相談薬局」の連携薬剤師養成研修会のお知らせ(2010年10月17日開催)

【要旨】

 在宅のがん患者・家族の生活を支えるため、静岡県薬剤師会が認証する「よろず相談薬局」の “静岡がんセンター連携薬剤師”を養成するため、下記研修会を開催いたします。薬局は医療提供施設として位置づけられており、地域の医療連携を進めるなかで、薬局・薬剤師職能を発揮することが求められています。本研修会では、「よろず相談薬局」として基本的に備えるべき知識や静岡がんセンターとの連携の考え方などを学びます。

<研修会概要>

  1. 日時  平成22年10月17日(日) 9時50分から17時40分
    場所  県立静岡がんセンター研究所 1階「しおさいホール」

  2. 内容
      ア がん患者さんへの情報の提供について(がんセンターの取り組み)
      イ がん患者・家族の不安などのこころへの配慮や対応について
      ウ 薬剤師としてがんセンターとの連携、服薬支援への取り組み(抗がん剤、医療用麻薬、簡易懸濁法を中心に)及び地域連携事例(症例紹介など)
      エ 緩和ケアについて
      オ 在宅生活で一番問題になる口腔ケアについて

  3. 参加者
      「静岡がんセンター連携 よろず相談薬局モデル事業」参加薬局(予定薬局15薬局)
       に従事する薬剤師34名

  4. 主催:(社)静岡県薬剤師会、静岡県立静岡がんセンター

  5. その他

参加薬局は、従事する薬剤師が、この研修会に参加することで、静岡県薬剤師会から「よろず相談薬局」として認証されます。

<よろず相談薬局について>

 平成18年の医療法改正により、調剤を実施する薬局は「医療提供施設」として位置づけられ、調剤を中心とする質の高い医療サービスを提供し、地域医療に貢献することが求められています。一方、静岡がんセンターでは、在宅患者・家族を含め広くがんに関する様々なパンフレットやウェブサイトを通して情報を発信しています。患者・家族にとっては医薬品等の情報に関して一番身近な存在は薬局・薬剤師であることから、地域の情報発信の拠点になることを主な目的として「よろず相談薬局」を創設することになりました。今回、県内の15薬局が「静岡がんセンター連携 よろず相談薬局モデル事業」に参加し、今後、さらに広げていく予定です。

主な役割は、
 1 専門知識を備えた薬剤師が、がん患者・家族の様々な相談に応じ、必要な情報を提供すると同時に、静岡がんセンターよろず相談と連携し、地域のがん患者のニーズを拾い   上げ適切な機関へとつなぎ、がん患者・家族相談体制の強化を図る。 
 2 静岡がんセンターから提供される情報を情報イーゼルに設置し、主として在宅生活で必要となる情報を草の根的に発信を行う拠点の役割を担う。
 

提供日 2010年10月15日
担 当 がんセンター局 県立静岡がんセンター
連絡先 疾病管理センター 小澤  マネジメントセンター 丸茂 TEL 055(989)5222 (内線4314)

 

お問い合わせ
企画広報部知事公室広報課
静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054(221)2265
ファックス番号:054(254)4032
メール:PR@pref.shizuoka.lg.jp

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