講座Q&A集 2005年度

市民公開講座第1回(2005年10月19日実施)

がん医療を受ける時-必要な知識と心構え

Q1.インフォームドコンセント、セカンドオピニオンという言葉はよく耳にするようになりましたが、その実施にあたっては医療機関による格差がまだまだ大きいと思います。格差是正に向けての取り組みはあるのでしょうか?

Q2.他の医療機関で診断を受けた病気について、静岡がんセンターでの診療を希望する時には、セカンドオピニオンを受ければよいのでしょうか?

Q3.告知に関してお聞きします。私自身ががんを患った場合、本人だけへの告知ではだめでしょうか?また、家族ががんを患った場合、本人への告知は必要でしょうか?

Q4.家族の者でなかなかタバコがやめられない者がおります。食生活も自分でコントロールしません。どうしたら自覚してくれるでしょうか?特にタバコはどうしたらやめられますか?

Q5.陽子線治療の個人負担は300万円かかると聞きましたが、保険は使えないのでしょうか?また、高額医療の対象になるのでしょうか?

がん情報を手に入れよう

Q1.PETについて詳しい情報を得るにはどうしたら良いでしょうか?

Q2.静岡がんセンターの疾病管理センターでは、抗がん剤の情報、未承認薬の治療を行った場合の医療費等の情報が得られるでしょうか?

Q3.この病気にはこの先生、この治療法ならこの病院、という情報を入手するにはどうしたら良いでしょうか?

市民公開講座第2回(2005年11月26日実施)

肝臓がん-診断から治療まで

Q1.経皮的エタノール注入療法は、どのような病巣、症状に対して行われるのでしょうか?

Q2.GOT、GPTの検査はどのような意味があるのでしょうか?

Q3.毎年検診で中性脂肪値の高値と脂肪肝を指摘されます。肥満は肝がん発生のリスクになりますか?

Q4.肝硬変や肝がんと食道静脈瘤の関係について、また、その治療法を教えてください。

Q5.肝がんの末期は非常に苦しいと聞きます。その痛みを和らげるにはどんな方法があるのでしょうか?

Q6.肝炎の症状を教えてください。また肝炎ウィルスに感染しても肝炎にならない予防法はありますか?

Q7.B型肝炎にかかると肝がんになりやすいですか?なりやすいとするならば、予防法はありますか?

Q8.肝がんの発生に関与する肝炎ウィルスを検査する方法や感染経路・予防策について教えてください。

Q9.輸血を受けるとC型肝炎になる可能性があると聞きましたが、なぜですか?また、確立はどのくらいですか?

Q10.C型肝炎の患者は減少する傾向と聞きましたが、理由について教えてください。

Q11.C型肝炎ウィルスは家族間で感染するのでしょうか?また、遺伝と関係はありますか?

Q12.家族がB型およびC型の慢性肝炎の診断を受けました。将来肝がんになってしまうのではないか大変不安です。不安の対処法についてアドバイスをお願いします。

がんの手術を受ける時-麻酔科医の役割-

Q1.手術における麻酔の目的について教えてください。

Q2.吐き気や頭痛などの麻酔の後遺症予防について教えてください。

Q3.麻酔の合併症について教えてください。

Q4.硬膜外麻酔はどの位の期間、投与できるのでしょうか?

Q5.麻酔科医が緩和医療に関わっているとの話でしたが、緩和医療における麻酔科医の役割について教えてください。

市民公開講座第3回(2005年12月24日実施)

前立腺がん-診断から治療まで

Q1.PSA値が高値であってもがんと診断されない場合、どのくらいの間隔で受診したら良いでしょうか?

Q2.PSAは前立腺だけでつくられるタンパク質と伺いましたが、手術で前立腺を全摘した場合は、PSA値は0になるのではないですか?また、経過観察で0.4~0.2以下がOKなのはどうしてですか?

Q3.どのような時にPSA検診を受けたら良いでしょうか?

Q4.一般的に前立腺がんは画像診断ではとらえるのは難しいのでしょうか?また、他の臓器のがんも同じでしょうか?

Q5.生検でそれがおとなしいものか、たちの悪いものかをどのように見分けるのでしょうか?

Q6.病期や治療法などで、生存率はどのくらい異なるのでしょうか?

Q7.前立腺がんの治療方法は欧米諸国と比べて違いがありますか?

Q8.前立腺がんのホルモン治療はどの位の期間が必要ですか?

Q9.ホルモン治療の薬に抵抗性を認められた場合は、どのような治療を行っていくのですか?

Q10.前立腺がんの化学療法の奏効率はどのくらいでしょうか?

Q11.前立腺がんは骨転移すると聞きましたが、肝臓への転移は何%くらいあるのでしょうか?

放射線治療と陽子線治療-副作用を減らすには

Q1.陽子線治療は抗がん剤に変わる医療になるのでしょうか?

Q2.陽子線治療のときにも皮膚のびらんができやすいのですか?

Q3.IMRT(強度変調放射線治療)、呼吸同期照射は、主にどこのがんに有効ですか?

Q4.放射線治療は再発などがあった場合、繰り返し受けることができるのでしょうか?

Q5.放射線治療を受ける場合、患者として何について確認したら良いでしょうか?

Q6.頭頸部に放射線治療を受けたのですが、唾液分泌障害や嚥下障害などの後遺症があります。この後遺症は治らないのでしょうか?また、なにか良い対処法がありますか?

Q7.静岡がんセンターでは、今後、小線源治療を導入する予定はありますか?

市民公開講座第4回(2006年1月14日実施)

整形領域のがんと骨転移

Q1.人工関節が入っていると、MRIは通常不可能なのでしょうか?また、腫瘍用の人工関節はMRIが可能なのでしょうか?

Q2.骨シンチはどの位の頻度で検査していくのですか?

Q3.自己骨を戻す場合、熱処理などによる影響について教えてください。

Q4.整形外科領域のがんと骨転移における骨シンチ、PET検査について詳しく教えてください。

Q5.骨転移の病変がレントゲン検査ではわからないことがあるのでしょうか?

Q6.骨転移の治療の場合、放射線治療、陽子線治療、重粒子線治療では、効果的に差異がありますか?

Q7.頭蓋骨に転移があった場合どのような治療をするのか教えてください。

Q8.前立腺がんで肋骨と骨盤に転移があり、現在無治療で経過観察中です。今後症状が出現した場合はどのような治療法がありますか?

Q9.骨転移は非常に痛いと聞きますが、具体的にどのような痛みなのでしょうか?

Q10.骨転移をした場合でも腫瘍マーカーに数値として現れますか?

Q11.治療が終了して5年以上が経ちますが、少しでも痛みがあると、骨転移が気になってしまいます。どのような心構えでいたら良いでしょうか?

Q12.軟部腫瘍の検査は専門病院で受けることが必要だと聞きました。静岡がんセンターで検査を受ける場合はホームドクターの紹介状が必要ですか?

不安を覚えたら、どう対処する?

Q1.どのような経緯で精神腫瘍科を受診するケースが多いのでしょうか?

Q2.あまりひどくない状態で精神腫瘍科を受診しても良いのでしょうか?

Q3.不安な状態が続く場合、うつ病と診断されるのはどの位の期間が目安でしょうか?

Q4.うつ病の治療には心と体の休養が大事だと伺いましたが、おおよそどの位の期間、休養が必要でしょうか?また、職場復帰までにはどの位かかるのでしょうか?

Q5.絶望の状態にある人にカウンセリングで共感を示すと、さらに迷路に入り、結果、自殺を考えるような方向にいってしまうことはありませんか?

市民公開講座第5回(2006年2月11日実施)

抗がん剤治療の基礎知識

Q1.日本で抗がん剤治療の標準治療が普及していない理由はどのような事が考えられますか?また、標準治療を実施している病院をどのような方法で知ることができますか?

Q2.日本では、標準治療を普及させる為にどのようなことがなされていますか?

Q3.標準治療のガイドラインは誰でも入手することができますか?

Q4.抗がん剤治療で副作用の出現状態と治療効果と関係がありますか?

Q5.白血球が減少すると治療を中止しなくてはならない、休めば白血球はもとに戻るとの事ですが、事前に減少しないように患者に出来ることや、お薬はありますか?

Q6.認可されている薬と未承認の薬についてもう少し詳しく教えてください。

Q7.抗がん剤治療に関する悩みをセカンドオピニオンで確認したり相談するには、どのようにしたら良いでしょうか?

市民公開講座第6回(2006年2月25日実施)

内視鏡検査の上手な受け方

Q1.ITナイフで切除した場合にかかる時間と出血の有無について教えてください。また、日帰りで出来るのでしょうか?

Q2.がんの浸潤は切除前にどのくらいの正確性をもってわかるものでしょうか?

Q3.内視鏡手術の翌日はどのようなケアがされているのでしょうか?

Q4.胃がんと診断され、治療法は外科手術と言われた場合でも内視鏡手術が可能な場合があるのでしょうか?また、他院で診断を受けている場合で、静岡がんセンターの内視鏡科に受診する時はセカンドオピニオンになるのでしょうか?その際、紹介状は必要ですか?

Q5.内視鏡検査の時の麻酔はあまりしないほうが良いのでしょうか?また、使用した場合悪影響があるのでしょうか?

Q6.静岡がんセンターでは、麻酔から覚醒させる薬は使用しないのでしょうか?

Q7.内視鏡検査前に使用する注射は、緑内障の患者には使用できないのでしょうか?

Q8.大腸検査でピロリ菌や、C型肝炎などウィルスに感染する心配はありませんか?また、検査で痛かったりしますが、身体の中が傷ついたりすることはないのでしょうか?

がんの顕微鏡診断-ミクロの世界

Q1.一つの臓器中、いろいろな種類のがんが発生することはあるのでしょうか?

Q2.上皮内がんは細胞の性質自体は良性だと思っていました。基底膜を越えるか越えないかの違いで性質は違うのでしょうか?

Q3.胃がんの高分化腺がんと印環細胞がんとではどちらが悪性度が高いでしょうか?また、再発率が高いのはどちらでしょうか?

Q4.がんの中には、増殖に「ホルモン」が関与する種類があると聞きましたが、もう少し詳しく教えてください。

Q5.転移が発見されても、原発巣がわからない場合があるのでしょうか?

Q6.再発したがんの組織型が変化することはありますか?

Q7.病理診断に使用された組織の標本(スライドガラス)は永久保存されるのでしょうか?

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