ヨットを描く画家・栗原髙光氏による 日展特選受賞作「マスト」油彩画寄贈の贈呈式について

2021年11月19日
静岡県立静岡がんセンター

 北に富士山、南は天城、東に箱根、西に駿河の海という自然に融合した立地に建つ静岡がんセンター。高度がん専門医療機関は、「厳しいがん医療を実施する傍らには療養環境の整備は必須」であると考え、アートホスピタル、ガーデンホスピタルを目指し、一流の絵画や彫刻、庭園はイングリッシュガーデンや薔薇園を整備して参りました。

 この度、溝渕俊次氏(静岡県がん対策推進協議会委員、沼津信用金庫参与、ぬましんストリートギャラリー運営責任者)のご尽力により、画家・栗原髙光氏の日展特選受賞作「マスト」を寄贈いただくことになりました。栗原画伯は卓越した描画による風景画で知られる作家で、日展審査員や一水会委員も務められています。患者さんやご家族、職員に鑑賞いただき、少しでもやすらぎの気持ちをお持ちいただきたいと寄贈されました。作品は港に浮かぶヨットを描いたもので、患者さんの目にとまりやすい待合エリア付近(医事会計とおくすりコーナーの間)に設置いたしました。下記の要領で贈呈式を実施いたします。

【寄贈作品】
 ・油絵「マスト」(平成9年 第29回日展特選受賞作品)栗原髙光作
 ・大きさ:横162㎝、縦130.3㎝

【贈呈式概要】
 1 日時:2021年11月30日(火)16時30分~
 2 場所:寄贈作品設置場所にて(2階 医事会計とおくすりコーナーの間)
 3 参加者:栗原髙光氏(寄贈者)、溝渕俊次氏
       静岡がんセンター 総長 山口建、病院長 上坂克彦、事務局長 小澤和弘 他

               

● 栗原髙光氏からのコメント
 南スペインを旅した時、地中海に面したリゾート地アルメリマールの港で、ヨットのマストが林立する情景に心をひかれ、スケッチをしました。私にとって大変思い出の深い作品で、鑑賞いただいた皆様に、私の受けた感動がいくらかでも伝われば幸いに存じます。静岡がんセンターで多くの方の目に触れ、気軽に油絵というものを楽しんでもらえれば、作者としてこれに過ることはありません。

(参考)
・日展の特選受賞作品と入選作品の違い
 日展は毎年の応募作品を、その年に選出された19名の審査員(日展理事、日展会員、外部有識者)が鑑査し、その結果入選として認められた作品が入選作品。その入選作品のうち、優秀な作品を選抜して審査し、そのなかで特に優秀と認められた作品に「特選」という賞が与えられたものが特選受賞作品。

・日展概要
 日展(正式名称:日本美術展覧会)は、日本画(第1科)、洋画(第2科)、彫刻(第3科)、工芸(第4科)、書(第5科)の5部門からなる日本最大の総合美術公募展で、大変長い歴史のある美術展覧会。始まりは明治40年の文部省美術展覧会(文展)で、大正8年に帝国美術院展覧会(帝展)、昭和12年に再び文部省美術展覧会(新文展)と名称を変更し、昭和21年に日展となり現在に至る。

 


●プレスリリース
 ヨットを描く画家・栗原髙光氏による 日展特選受賞作「マスト」油彩画寄贈の贈呈式について(PDF:329KB)

本リリースに関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
 静岡県立静岡がんセンター マネジメントセンター 医療広報担当
  電話:055(989)5222(代表)

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