記者・製薬企業担当者向け 説明会開催のご案内

患者さんの理解を深める「処方別がん薬物療法説明書」を作成
消化器・呼吸器・皮膚領域の疾患70療法の冊子を公開します

  静岡がんセンターは、がん体験者の視点に立ったがん医療の実現を目指すため、よろず相談(相談支援センター)で受けた相談や1万2千人から回答を得た全国実態調査から、がん体験者の悩みや負担の全貌を明らかにしてきました。近年目立つのが、がん薬物療法に関する悩みです。その理由として、①およそ7~8割の薬物療法が外来で実施されている、②分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤といった新しい薬剤の登場、③術前・術後投与の機会の増加等が挙げられます。たとえば、2003年と2013年に実施した全国調査の「症状・副作用・後遺症」のがん薬物療法に関する悩み・負担の項目の割合は19.2%から44.3%と飛躍的に増加しており、日々の生活に大きく影響していることがうかがえます。

 現在、当院では年間およそ3700人が薬物療法(抗がん剤治療)を受けています。そのうち約7割の方は外来で通院しながら治療しており、その割合は増加傾向にあります。そのため、医療者が傍にいない院外での体調の変化は、まずはご自身で判断する必要があり、副作用の出方や対処について事前に理解しておくことが重要です。

 医療機関では、これまで医師・看護師・薬剤師それぞれの職種の視点で作成した説明書を用いていましたが、患者さんにとってはわかりづらいものとなっていました。そこで、説明のシステムを変更し、職種によらずに1冊の冊子で説明できる「処方別がん薬物療法説明書」を作成いたしました。これは薬剤の組み合わせ(レジメン)別にまとめたもので、今回、公開するものは、70療法91冊になります。1冊の説明書を全医療職が共通して使用し、患者さんがしっかり読むことで、これから受ける抗がん剤治療の全貌を容易に把握でき理解が深まります。患者さんにとって重要な数々の情報を一元化し情報を処方する“情報処方”の取り組みと今回公開する説明書について、報道機関の記者や製薬企業の担当者向けに、下記の要領で説明会を開催いたします。ご多忙のこととは存じますが、是非ご出席賜りますようお願い申し上げます。

・日 時: 2019年2月21日(木) 14時00分~15時00分

14:00~ はじめに (静岡がんセンター総長 山口 建)
14:10~ 多職種による患者さん向け説明書の一本化 患者家族支援と情報提供の取り組み
      ( 静岡がんセンター研究所 看護技術開発研究部 部長 北村有子)
14:45~ 質疑応答

・会 場: サピアタワー4階 ステーションコンファレンス東京 402C・D
      東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー4階     
      (JR東京駅日本橋口直結:新幹線日本橋口改札徒歩1分、八重洲北口改札徒歩2分)

申し込み方法

 ①FAXの場合:下記の申込用紙に記入の上、お申し込みください。
  FAX番号 055-989-5793

②e-mailの場合:下記項目をご記載し、scchr35@scchr.jpまでお送りください。
  ・お名前
  ・貴社名・部署名
  ・連絡先
  ・e-mailアドレス
  ・ご要望等(任意)

③下記のフォームからのお申し込み

btn_form

 

申込用紙

  20190219 がん薬物療法(抗がん剤治療)の組み合わせ別説明書のホームページ公開【確定】_ページ_2

 


※本リリースに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。

  静岡県立静岡がんセンター マネジメントセンター 医療広報担当
    電話:055-989-5222 

  プレスリリースはこちら → ico_pdf (PDFファイル:175KB)

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