静岡がんセンターと大阪大学大学院、連携大学院に関する協定を締結
静岡がんセンター・大阪大学大学院 連携大学院に関する協定を締結 連携大学院分野「多職種チーム医療に基づくがん看護学」を創設
2014年6月9日
静岡県立静岡がんセンター
静岡がんセンターと大阪大学大学院は、2014年4月1日、教育研究に対する連携・協力(連携大学院方式)に関する協定を締結し、静岡がんセンター内に連携大学院分野「多職種チーム医療に基づくがん看護学」(医学系研究科保健学専攻)を新たに設置いたしました。2015年4月より大阪大学大学院生を受け入れ、静岡がんセンター職員が大阪大学の招聘教授・准教授として研究指導にあたります。修了者には博士(保健学)又は博士(看護学)の学位が授与されます。
連携協定締結の背景
静岡がんセンターは、研究所の設立当初より看護研究部門を設け、患者家族支援研究や医看工(医学・看護学・工学)連携による研究を進めてきました。専門性を目指す看護師向けには、認定看護師教育課程や多職種レジデント制度、がん看護エクセレントプログラムなどの多彩なプログラムを設置し、臨床実践の専門家を養成してきました。一方、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻の大野ゆう子研究室とは、患者家族支援について、さまざまな研究を重ねてきました。その結果、がん看護学分野において、質の高い臨床の実務者養成が課題であることがわかり、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻と連携体制を図ることになりました。
本講座では、先進的がん医療における多職種チーム医療の研究や患者家族支援に関わる実践的かつ科学的な研究を推進します。その結果、がん医療における多職種チーム医療に習熟し、医療機関でその実践に当たる医療スタッフが育成されることが期待されます。
連携大学院の概要
対象:大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 博士後期課程「多職種チーム医療に基づくがん看護学」を志望する方
研究テーマ:
1. 先進的がん医療と多職種チーム医療に関する研究
2. 患者家族支援と多職種チーム医療に関する研究
3. がん医療における多職種チーム医療の構築に関する研究招聘教授・准教授
・招聘教授 静岡がんセンター 総長 山口建
・招聘准教授 静岡がんセンター病院 副院長 青木和恵
・招聘准教授 静岡がんセンター研究所 看護技術開発研究部 部長 北村有子特徴:静岡がんセンター勤務の看護師は、博士後期課程の授業科目についての所定の単位(10単位)のうち8単位が静岡がんセンター内での受講が可能となるため、勤務を継続しながら博士の取得ができるようになります。
入試情報については、下記サイトの「大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻の入試情報・説明会」をご覧下さい。
http://sahswww.med.osaka-u.ac.jp/www/graduate/graduate_nyusi.html
※所定の単位について
●必要単位数(10単位)
多職種チーム医療に基づくがん看護特講 | 2単位 | 静岡がんセンター内 |
多職種チーム医療に基づくがん看護特講演習 | 2単位 | |
特別研究 | 4単位 | |
数理保健学特講 | 2単位 | 大阪大学大学院 あるいは、 静岡がんセンター内 |
本プレスリリースPDFはこちら → (PDFファイル:117KB)
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※本件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
静岡 県立静岡がんセンター マネジメントセンター 医療広報担当 TEL 055(989)5222