第22回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会の開催(静岡市)

2013年5月23日
静岡県立静岡がんセンター

日本創傷・オストミー・失禁管理学会は、第22回学術集会を5月24日(金)と25日(土)の二日間にわたり、静岡県コンベンションアーツセンター・グランシップ(静岡市駿河区)で開催いたします。日本創傷・オストミー・失禁管理学会は、ストーマ(人工肛門、人工膀胱)、褥(じょく)瘡(そう)(床ずれ)、失禁に関するケア技術の向上を目的とし、年1回、学術集会を開催しています。今回の学会長は静岡県立静岡がんセンターの副院長 青木和惠がつとめます。

創傷・オストミー・失禁管理(以下、W・O・C)は、質の高い医療を提供するために必須のケアです。特にがん医療の分野では、がんの治療や進行により起こるスト―マや瘻孔(ろうこう)、褥瘡などの創傷、手術後の失禁など、特別な状況を上手にコントロールする方法として大変重要です。創傷ケアではがんが進行した時に起きる褥瘡や皮膚表出がんの苦痛症状の緩和を、またがん治療の副作用として生じる皮膚炎などの改善を目指します。オストミー(ストーマ)ケアでは、ストーマによる皮膚トラブルに対応するばかりでなく、生涯を快適に生活する方法を考えてその実現を目指しています。また失禁ケアでは、現代の進化したおむつなどの失禁製品の開発や普及を行っています。このように、創傷・オストミー・失禁管理の専門性の高いケア技術は、がん医療の質向上に大きく寄与しています。

本年の学術集会は、「すべてのがん患者が歩むすべてのプロセスのためにーDynamic W・O・Cケアー」を学会テーマとし、W・O・Cケアの発展と進歩の状況をがん領域の切り口でまとめました。特徴は、がん治療に伴うW・O・C関連の副作用対策について、静岡がんセンターで実践している治療技術を6セッションに分けてトピックとして紹介することです。また、芥川賞作家で禅僧の玄侑宗久氏、日本対がん協会の垣添忠生会長、静岡がんセンター山口建総長の3氏による特別講演を開催いたします。さらに、講演やシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ、ハンズオンセミナーを通じて、W・O・Cケアの意義や具体的な方法、効果と展望をディスカッションしていきます。

また、静岡がんセンターは、ファルマバレーセンターの協力により、“病気由来の悪臭の軽減”という新しい分野を、W・O・Cケアに切り開こうとしています。この度、その先駆けとして、本学会の展示コーナーにおいて、商品化が間近にせまったがん病臭対策ケアシート“デオドラントケアシリーズ”などを展示配布する予定です。多くの方のご参加をお待ちしています。

1 メインテーマ: すべてのがん患者が歩むすべてのプロセスのために
~Dynamic W・O・Cケア~
2 会    長: 青木和惠(静岡県立静岡がんセンター副院長)
3 会    期: 2013年5月24日(金)~25日(土)
4 場    所: 静岡県コンベンションアーツセンター・グランシップ
静岡県静岡市駿河区池田79-4 TEL 054-203-5710(代表)
JR東海道新幹線 静岡駅下車乗り換え、東海道本線 東静岡駅 徒歩3分
5 参 加 費: 学会員 10,000円、非学会員 11,000円
6 プログラム: 別添参照
24日のスケジュールはこちら → ico_pdf(PDFファイル:3.3MB)
25日のスケジュールはこちら → ico_pdf(PDFファイル:3.3MB)
※上記プログラムや一般演題については、下記HPから入手可能。
http://jwocm22.jp/program/index.html

※取材にお越しの方は、「総合受付(会場3階)」までお立ち寄りください。参加費は無料です。

本プレスリリースPDFはこちら → ico_pdf(PDFファイル:112KB)

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※本件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
静岡 県立静岡がんセンター マネジメントセンター 医療広報担当  TEL 055(989)5222

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