iPhone版アプリケーション『がん治療と食事』 コンテンツ配信サービスを開始

静岡県立静岡がんセンター(総長: 山口 建、以下 静岡がんセンター)と大鵬薬品工業株式会社(本社:東京、社長:小林 将之)は、がん患者さんやご家族の支援に関する共同研究(※1)を行っており、がん治療を上手に乗り越えるための工夫などのコンテンツを、共同運営サイト(サバイバーシップ:http://survivorship.jp)に掲載して情報提供を行っています。

この度、すでに公開されているコンテンツの中で、アクセス数の多かった食事のレシピをより手軽にご利用いただくため、アップル社のiPhone(アイフォーン)版アプリケーション『がん治療と食事』を、Apple Storeから無料配信を開始しましたのでお知らせします。

このアプリケーションは、がん治療の食事本として好評の書籍『がん患者さんと家族のための抗がん剤・放射線治療と食事のくふう』(※2)の内容を、iPhoneで見やすいレイアウトに変更、書籍と同じレシピ数を掲載し、自由にご覧いただけるようにしたものです。

※1: 静岡県立静岡がんセンターと大鵬薬品工業株式会社との共同研究

静岡がんセンターと大鵬薬品工業株式会社は、2007年より、抗がん剤治療を受ける患者さん及びご家族にとって必要な情報は何か、そしてその情報をどのように提供したら良いかを検討・評価するという共同研究を実施しています。この共同研究で制作したコンテンツのうち、ウェブサイト上で公開しているものは次のとおりです。

※2:『がん患者さんと家族のための 抗がん剤・放射線治療と食事のくふう』

医師、看護師、栄養士など、多くの医療従事者の手により完成し、この5年間に4万3千部発行されました。(2007年発行、女子栄養大学出版部、定価2,000円)

【 静岡県立静岡がんセンター 】

2002年9月に開院。現在病床数577床。陽子線治療や手術支援ロボットダ・ヴィンチ等の高度な先進医療を提供する、世界トップレベルのがん専門医療機関。緩和医療・緩和ケアや、治療にともなう副作用・合併症を軽減させる支持療法にも力を入れ、心と体の全人的医療を目指している。「患者・家族を徹底支援する」を理念の一つに掲げ、開院当時から相談支援センター”よろず相談”を立ち上げ、年間およそ1万3千件以上の電話相談や対面相談に応じている。
 また、静岡がんセンター研究所・患者家族支援研究部では、がん患者さんが、安心してがんの治療やケアを受け、暮らしていくための様々な支援ツールの作成や情報処方のあり方について研究し、冊子やウェブサイトを通じて情報提供している。
 さらに、地域の健康医療産業の活性化を図るため、静岡がんセンターを中核とした“ファルマバレー・プロジェクト”を推進し、臨床現場で必要とするものを、産学官が連携し、地元企業や大手・グローバル企業と共同研究を行い、製品化している。

【 大鵬薬品工業株式会社 】

1963年6月創業以来約40年以上に渡り、経口抗がん剤の開発に取り組み、ユーエフティや ティーエスワンなど日本発の抗がん剤を開発・発売している。近年、それら薬剤のがん手術後投与による生存期間の延長が証明され、多くの注目を集めている。
 また、2010年4月には、5-HT3(セロトニン)受容体拮抗型制吐剤 『アロキショ静注 0.75mg』を、同年9月には抗悪性腫瘍剤『アブラキサンョ点滴静注用 100mg』を、2011年9月には抗悪性腫瘍剤『ゾリンザョカプセル 100mg』を発売し、更にがん治療に貢献できる薬剤の開発に取り組んでいる。「私たちは人びとの健康を高め 心豊かな社会づくりに貢献します」という企業理念のもとに、医療従事者ばかりではなく患者さんを対象とした抗がん剤適正使用のための資材開発を多数行っている。

本件のお問い合わせ先

静岡県立静岡がんセンター マネジメントセンター
 〒411-8777 静岡県駿東郡長泉町下長窪1007番地  電話 055(989)5222(代表)
大鵬薬品工業株式会社 広報部
 〒101-8444 東京都千代田区神田錦町1-27       電話 03(3293)2878(直通)

提供日 2012年5月18日
担 当 がんセンター局 県立静岡がんセンター
連絡先 静岡県立静岡がんセンター マネジメントセンター TEL 055(989)5222(代表)
お問い合わせ
企画広報部知事公室広報課
静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054(221)2265
ファックス番号:054(254)4032
メール:PR@pref.shizuoka.lg.jp

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