国の「がん対策推進協議会」、山口総長 会長就任のお知らせ

2018年6月27日
静岡県立静岡がんセンター

 6月27日に開催されたがん対策推進協議会において、静岡県立静岡がんセンター 山口 建(やまぐち・けん)総長が会長に選任されました。同協議会は、がん対策基本法(2007年4月1日施行)に基づき設置された有識者会議で、政府のがん対策の基本方針を定め、それに応じて、政府の研究助成や、都道府県が推進するがん対策の進捗状況を評価し、国全体のがん対策を総合的かつ計画的に進める役割を担っています。政府の担当部局は厚生労働省健康局で、協議会委員は、がん関係学術団体(日本癌学会など)、医療関係職能団体(日本医師会など)、都道府県、医療機関(国立がん研究センターなど)、マスメディア、患者会・患者支援団体などの約20名の代表者で構成され、委員(二年任期)の互選により会長が選任されます。

 山口総長は、三重県紀北町出身、慶應義塾大学医学部を卒業後、国立がんセンター(現国立がん研究センター)に勤務、同研究所副所長を経て、2002年静岡がんセンター総長に就任しました。この間、乳がん患者の診療や腫瘍マーカー・ゲノム研究とともに、がんサバイバーの支援を進めるがんの社会学研究に従事し、さらに、宮内庁御用掛として皇族の医療アドバイザーを務めました。

 政府のがん対策については、2000年以降、がんの拠点病院に関する委員会委員、座長などを務め、2016年以降は、本協議会の会長代理として第3期がん対策推進基本計画(2018年3月9日閣議決定)の策定に力を注ぎました。今後は、会長の立場から進捗状況を把握し、計画を推し進める任に就くことになります。

 

● 山口 建 総長のコメント

Ken Yamaguchi

 がん医療に携わって約40年になります。この間、高松宮妃癌研究基金名誉総裁の高松宮妃殿下の訓え、国立がんセンター・静岡がんセンターでの経験、患者さんとの対話などから多くを学ばせていただきました。これらを活かし、全国の患者さん、医療従事者、行政担当者のために全力を尽くしていく所存です。

 

 

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静岡県立静岡がんセンター マネジメントセンター 医療広報担当
    電話:055(989)5222 

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