シンポジウム『若者たちの大座談会』の開催について

2017年7月22日
静岡県立静岡がんセンター

 静岡がんセンターでは、小児がん経験者や、思春期・青年期のAYA世代※1にがんを抱えて生きる患者さんやそのご家族が適切な治療や支援を受けられるように、2015年、「AYA世代の病棟」(通称)を設置し、各専門職種による様々な支援活動を行っています。その活動の一環として、AYA世代のがん患者さんやそのご家族を対象に、“闘病体験を共有できる同年代の仲間とのつながりをもつこと”を目的に座談会を定期的に開催してきました。お互いの体験や悩みを共有し、その解決の糸口となる情報を得る場として毎回、5~10名の患者さんやご家族が参加されています。

 この座談会を通じて得た知見や、日常のAYA世代のがん患者さんへの関わりを通して、積極的に自らの思いや考えを他者に表出したいと考えられている方がいる一方で、同世代の仲間の話を傍で聞いていたいという思いを抱かれている方も多くいることが見えてきました。このような経緯を踏まえ、下記の要領で『若者たちの大座談会』を開催いたします。

 本大座談会では、「自分の病気を他者にどう理解してもらうか」をテーマとし、AYA世代のがん患者さんからのお話や意見交換を行います。定期開催している座談会の延長に留まらず、自らの体験を発信していきたい方や、他者の体験を聞きたい方、一定の距離感を保って体験を共有したい方など、参加される皆様が各々の“つながりの距離感”を選ぶことができる場となることを期待しています。

※1AYA世代:Adolescent and Young Adult の略 

開催概要

日時  2017年7月22日(土)13時30分~16時30分 
 2  会場 静岡県立静岡がんセンター 研究所1階しおさいホール
 3  参加費 無料
 4  プログラム  
   13:30 開会のあいさつ
  13:40

特別講演「若くしてがんになるということ」
静岡県立静岡がんセンター 小児科部長 石田裕二

   14:00

パネルディスカッション
『AYA世代のみなさん、自分の病気をどう伝えますか?』

◆病気を抱えながらも、自分らしく、よりよく生活するために、学校で、職場で、社会で、あなたの病気をどう理解してもらいますか?
◆大事なわが子に、あなたの病気をどう伝えますか?

パネラー 経験者、家族、医療スタッフ、各数名

   16:30 閉会

 

※本リリースに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
静岡県立静岡がんセンター マネジメントセンター 医療広報担当   TEL 055(989)5222 

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