研修・教育制度でステップアップ

渡辺 七帆

 私は新卒で当院へ就職しました。当院新人教育では、新人全員が集まって行う集合研修(座学・技術演習)が年間を通して組まれています。入職前のオリエンテーションやインターンシップで関わったことのある先輩方が指導しており、とても安心して研修や新人初期の仕事に臨むことができます。研修の場は知識や技術の習得だけでなく、他病棟の同期と集まる大事な時間にもなるため、とても充実した時間になります。
 病棟配属後は、クリニカルコーチ、サポーターから、日ごろの業務の事から相談事まで親身になって指導してもらえます。6東病棟では、月に1回先輩方と振り返り会を行うことで自身のペースに合わせて少しずつ成長できたのでとてもありがたかったです。

鈴木 琴子

 私は、卒後7年目から専門看護師を目指し、連携大学院制度を利用して働きながら3年間修士課程で学びました。この制度は、病院からの経済的援助にとどまらず、学業と両立できるような働き方の配慮、研究や実習のサポートを受けることができました。他施設から進学する方と比べても非常に恵まれた環境にあると実感しています。また、働きながら学べる利点として、➀大学院で学んだことをすぐに臨床現場で生かせる➁ともに働く看護師と学んだことを共有できる➂臨床現場での疑問を大学院でディスカッションして考えることができるなどがあると考えています。何よりも、進学以前より看護が面白くなり、多職種チームの中の一専門職として自立した看護師になりたいと思えるようになりました。

瀬戸口 日花里

 当院では経年別研修が実施されており、自身の成長に合わせた内容での研修が受けられます。また、専門コースや認定看護師教育課程などキャリアアップを目指せる環境も用意されています。研修を通して学んだことを日々の看護に落とし込むことで、患者さんやご家族に寄り添う看護の提供ができ、より質の高い看護が提供できるのではないかと感じています。時折、自分が提供する看護に自信が持てないこともありますが、研修で学んだことを病棟のスタッフの方々とも共有しながら、病棟全体でより良い看護について考えることができています。今後も専門的な知識を身に着けて、患者さんに対してより高度な看護を提供できるようにしたいです。

西山 史恵

 静岡がんセンターでは入職から5年目まで経年別研修が設けられており、がん看護の基礎を学べる環境が整っています。また、専門性の高い知識・技術を習得できる場として、自身が興味を持った専門コースへの参加が可能です。専門コースでは、当院の医師や専門看護師、認定看護師が講師となり、わかりやすく知識をアップデートすることができます。興味のある専門コースを受講した後、患者さんに対し自信をもって看護を提供できるようになりました。