若手看護師の声

中島萌々華

 静岡がんセンターでは患者さんとご家族を中心とした看護を提供しており、退院後の生活も支援していく体制が整っています。脳神経外科の患者さんは、日常生活において支えが必要となる方も多く、多職種と連携しながら患者さんにとって最良の生活とは何かを日々考えながら看護に励んでいます。
 患者さんの身体面だけでなく、精神面、社会面に目を向けることは難しさを感じますが、先輩方の持っている知識や患者さんとの関わりを間近で見ることで、とても大きな学びを得ることが出来ています。まだまだ未熟な私ですが、周囲からの支えもあり静岡がんセンターの一員として誇りを持って働くことが出来ています。これからも患者さんやご家族を中心とした看護を心掛け、人として看護師として成長していけるよう努力していきたいと思います。

中西 マサツグ

 手術室に勤務し、主に器械出し業務と外回り業務に分かれて患者さんが安全かつ円滑に手術を受けられるように看護を行っています。手術は、がんに対する三大治療の1つであり、侵襲の大きな治療になります。手術に対して不安を抱く患者さんは多く、少しでも安心して手術に臨めるよう他職種と連携を図りながら術前から面談を行い、術中のケア、術後の訪問まで患者さんに寄り添った看護ができるよう努めています。医療技術の進歩に伴い、ロボット手術の件数が年々増加しており、手術室では多くの診療科の患者さんを受け持つため、日々新しい知識や技術を学ぶことが求められます。緊迫した現場で、日々患者さんの命を預かる責任の重さを感じておりますが、それ以上に大きなやりがいを感じています。
まだまだ未熟な私ですが、経験豊富な先輩や多職種の職員の力を借りながら、さらに成長できるよう努力していきたいと思います。

小林 千純

 私は現在、婦人科・消化器内科病棟で勤務しています。がんの三大治療である手術・抗がん剤治療・放射線治療を中心に、緩和治療や在宅調整等を他職種と協力しながら行っています。手術により子宮・卵巣摘出となる方や、抗がん剤による副作用で脱毛する方が多く、女性らしさを失ってしまうとショックを受ける方が多いです。また、悪心などの抗がん剤による副作用に苦しむ方や、終末期に今後の療養場所の選択で悩まれる方もいます。様々な患者さんがいる中で、その方の気持ちに寄り添ったケアを提供できるよう、個別性について先輩方と日々議論しています。難しさも感じますが、患者さんやご家族が笑顔で帰られたり、納得して意思決定されたりしている姿を見るとやりがいを感じます。
患者さんやご家族の気持ちに寄り添ったをケアを提供できるように、今後も精進していきたいです。

坂 はるな

当院では、「患者さんの視点の重視」という理念のもと、患者さんとご家族の視点に立った医療・看護の提供を行っています。
 私の所属している頭頚部外科・食道外科病棟では、急性期から終末期まで、幅広い病態の患者さんが入院しています。中には失声を伴う手術を受ける患者さんもいらっしゃいます。それぞれの患者さんと関わる中で、先輩看護師を始め、多職種に相談しやすく様々な知識や技術を学べる環境が整っており、患者さんやご家族がより良い療養生活、退院後の生活を送ることができるよう考えながら関わっています。  
 患者さんやご家族から「ありがとう」という言葉をいただいた時にはやりがいを感じます。
まだまだ勉強中の私ですが、周囲の方々への感謝の気持ちと、常に学び続ける姿勢をこれからも忘れず、成長していけるよう努力していきます。