教育・理念

教育理念

専門職業人として自ら学び高めることを基本方針として個々人の成長をサポートしていきます。

がん医療の高度化に伴い、看護師に求められる能力は高度なものになっており、がん医療の中で中心的・指導的役割を持つがん専門病院においては、より高いがん看護能力を持つ看護師の育成が必要とされています。がん専門病院である静岡がんセンターの看護師教育においては、一般・総合看護に関する教育も部分的に行いながら、がん医療・看護の基礎能力、基礎専門能力、専門技術力を段階的に習得し、「がん看護」に強い看護師の育成を目指した教育を実施しています。

なお、開院当初はクリニカルラダーを用いた習熟度別の教育体制を採っていましたが、新設の専門病院であり様々な教育および臨床経験を持つ看護師が集まるため、習熟度を客観的に評価することが困難であることやがん医療・看護に関する必須研修を全ての看護師が受講しない場合があること等の課題が生じ、2008年度よりクリニカルラダーに替えて経年別教育の体制を採っています。

静岡がんセンターの看護師に求める能力

  1. がん全般に関して、科学的根拠のある知識を有している

  2. 各ステージのがん患者を支え、援助する

  3. 全人的な視点をもってケアを創造し、患者の生活を豊かにする

  4. 多職種チーム医療でリーダーシップ・メンバーシップを発揮する

  5. 病院の経営に参加する

  6. 社会的に自立し、自律した存在となる