新型コロナ感染症について 患者さん・ご家族へのお願い

2023年6月19日 病院長

 新型コロナ感染症は2023年5月8日より、その分類がこれまでの2類相当からインフルエンザなどと同じ5類に引き下げられました。しかし、その後の新規感染者数は徐々に増加しています。
 病院は一般社会と異なります。特にがんの患者さんが新型コロナウイルスに感染すると、がん治療が遅れるだけでなく、重症化するリスクが高くなります。現在治療中、またはこれから治療を受けるがん患者さんには、感染を避けるよう十分注意していただく必要があります。
 当院は、当面これまでと同様に入館時の体調チェックや付き添い、面会の人数制限などを行います。多くのがん患者さんが診療を受けるがんセンターという特殊な環境であることをご理解くださいますようお願いいたします。

  1. 入院や手術など、がんの治療の1週間前からは、人に接することを極力控える、人混みを避ける、会話時には必ずマスクを着用するなど、慎重な感染対策をお願いします。
  2. 同居のご家族から感染する患者さんが増えています。同居のご家族も、患者さんと一緒に感染対策をお願いします。
  3. ワクチンが、感染や重症化のリスクを下げる点で有効とされています。積極的にワクチンを接種することをお勧めします。
  4. 当院に受診・入院予定のある患者さんや同居のご家族が感染した場合、必ず病院にご連絡下さい。当院の定める(自宅)待機期間は、感染した場合は発症日から10日間、同居のご家族が発症した場合は最終接触日から7日間です。この期間中は、緊急時以外の来院をお控えください。病院内には抵抗力の落ちた患者さんが多くいらっしゃいますので、国の定める期間よりも長くなっています。ご留意下さい。

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