新型コロナ感染症について 患者さん・ご家族へのお願い

2023年1月10日 病院長

新型コロナ感染症の第8波が猛威を振るっており、当院で治療中の患者さんにも多数の感染者がでています。
一般社会はウイズコロナに舵を切りましたが、がんの患者さんが新型コロナウイルスに感染すると、がん治療が遅れるだけなく、重症化するリスクが高くなります。特に現在治療中、またこれから治療を受けるがん患者さんには、感染を避けるよう十分注意していただく必要があります。

  1. 入院時や手術直前の抗原定量検査で、連日複数名の患者さんの感染が判明しています。また、入院時の検査が陰性であっても、入院後数日してから新型コロナが発症する事例も続いています。入院や手術など、がんの治療の1週間前からは、人に接することを極力控える、人混みを避ける、会話時には必ずマスクを着用するなど、慎重な感染対策をお願いします。
  2. 同居のご家族から感染したり濃厚接触者となる患者さんが増えています。同居のご家族も、患者さんと一緒に感染対策をお願いします。
  3. わが国の第8波は、オミクロン株BA.5系統が中心です。オミクロン株対応ワクチンが、感染や重症化のリスクを下げる点で有効です。積極的にワクチンを接種することをお勧めします。
  4. 当院に受診・入院の予定のある患者さんやその同居のご家族が感染したり濃厚接触者となった場合、必ず病院にご連絡下さい。当院の定める(自宅)待機期間は、感染した場合は発症日から10日間、濃厚接触の場合は最終接触日から7日間です。この期間中は、緊急時以外の来院をお控えください。病院内には抵抗力の落ちた患者さんが多くいらっしゃいますので、国の定める期間よりも長くなっています。ご注意下さい。

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