「ダ・ヴィンチXi」を追加導入、ロボット支援下の手術は5台体制で運用開始します
2024年12月17日
静岡県立静岡がんセンター
病院長 小野裕之
静岡がんセンターは、身体へ与える負担が少ない低侵襲性と安全性の観点から2011年12月に手術支援ロボット「da Vinci(ダヴィンチ)」を導入して以来、2013年4月に2台体制、2021年4月に3台体制、2023年12月に国産メーカーの「hinotori(ヒノトリ)」を初導入して4台体制にとロボット支援下手術数を増やしてきました。今回さらにダヴィンチ1台を追加導入し本日より5体制での運用を開始します。これまで消化器系、呼吸器系、泌尿器、婦人科、頭頸部と幅広い領域に対しておよそ5500件(2024年11月末集計時点)を実施しました。現在、ロボット支援下手術にかかわる医師は、執刀医47名、プロクター(手術指導医)資格を有する医師16名が在席しています。今回手術支援ロボットが1台増えることにより、これまで年間878件(2023年度実績)であったロボット支援下手術件数が、年間1000件程度に増加すると見込まれています。また、ロボット支援手術を円滑に安全に進められるよう、院内外の医師や看護師を育成し、従来の手術との比較試験や手術の自律化に関する臨床研究を行うなど、全国のロボット支援手術普及の一助となっております。
▶関連サイト