日本癌治療学会学術集会で「Medical Staff Award」を受賞しました
2024年11月6日
患者家族支援センター長 中島和子
福岡で開催された第62回日本癌治療学会学術集会(10月24日~26日)で、患者家族支援センターの看護師がメディカルスタッフ(医師以外)の一般演題に贈られる「Medical Staff Award」を受賞しました。テーマは、「がん患者指導管理料からみた認定・専門看護師の支援時間が長期化する患者の要因」です。静岡がんセンターでは、多職種による患者家族の支援の推進と共にその有効性、効果に関する研究にも注力しています。
研究概要
「がん患者指導管理料からみた認定・専門看護師の支援時間が長期化する患者の要因」
静岡県立静岡がんセンター患者家族支援センター
鈴木知美・福﨑真実
患者家族支援センターでは、認定・専門看護師が外来患者を対象に支援を行い、必要時がん患者指導管理料を算定しています。長時間の支援を要すことは、患者が抱える問題が解決困難なことが予測されますが、その患者の特性は明らかになっていません。そこで、支援時間の長期化を来す患者の要因を明らかにすることを目的としました。その結果、支援が長時間に及ぶ患者は、身体症状を有している傾向にありました。特に痛みのある患者は支援、合計時間ともに長時間に及ぶため、認定・専門看護師が予期的に介入することが望ましいと考えられました。