日本胃癌学会認定施設Aに認定されました

 当センターは、日本胃癌学会による施設認定制度で、2023年4月より「認定施設A」に認定されました。

 近年、胃がん治療の進歩はめざましく、ロボット手術などの低侵襲性手術の普及、内視鏡の適応範囲を拡大する治療、新たな抗がん剤や免疫チェックポイント阻害剤などが次々と薬物療法に加わるなど、治療内容は高度化、多様化しており、複数の診療科が関与する診断・治療が求められています。そのため、胃癌学会は、胃癌診療レベルを維持するため、2023年4月より施設認定制度を設けました。認定施設は、認定施設(A)と認定施設(B)の2種類で、胃がんに関連する学会の専門医や技術認定医の医師数、症例数、臨床研究の英語論文数等により評価されます。

 今回認定された全国の施設は、認定施設(A)が127施設、認定施設(B)は179施設でした。静岡県内の認定状況は下記のとおりです。

●静岡県内の認定状況

認定施設(A)

3施設

計8施設

・地域がん診療連携拠点病院6施設

・上記以外2施設

認定施設(B)

5施設

 

 認定された(A)のカテゴリーは、(B)では必須とされない内視鏡外科技術認定医、薬物療法専門医、病理専門医・細胞診専門医などさらなる高度医療に必要とされる専門資格が条件とされており、さらに手術中の病理・細胞診診断などが可能であることが必須とされています。治療数、専門医の数、学術的業績など、(A)は(B)よりも厳しい条件が課されています。

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