再建・形成外科について
スタッフ紹介
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
再建・形成外科 部長 安永 能周 |
医長 荒木 淳 |
副医長 鈴木 伸哉 |
医師 武石 明精 |
医師 中川 雅裕 |
![]() |
![]() |
![]() |
||
医師 中尾 淳一 |
医師 森 裕晃 |
医師 武石 白馬 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
チーフ レジデント 髙柳 奈央 |
レジデント 片山 陸 |
レジデント 北井 諒 |
レジデント 木原 昂紀 |
再建・形成外科の特徴・考え方
再建・形成外科は、がん治療で失われた体の組織や機能、見た目を取り戻す「再建外科」を専門にしています。がんの手術では、治療のために体の一部を切除します。がんが小さい場合は切除する範囲が小さく済みますが、大きく取らなければならない場合には機能が低下したり、見た目が悪くなったりして、治療後の生活に不自由を生じます。再建・形成外科はこうした体の機能や見た目の変化に対して、体の別の部位から自分の組織を移植する「自家組織移植」などの 方法を用いて治療を行います。たとえば、乳がんで乳房を切除したあとに行う乳房再建術が、再建・形成外科が担当する代表的な手術です。
また、顕微鏡を使って直径2–3mmの血管をつなぎ合わせ(「マイクロサージャリー」という技術)、体の別の部位から皮膚や脂肪、筋肉、骨、神経などを、血流がある状態でがん切除部位に移植する「遊離組織移植」のような高度な再建手術を行っています。以前は手術が困難だった進行がんも、この再建手術を組み合わせることによって、機能や見た目を大きく損なうことなく、治療できるようになってきています。
静岡がんセンター再建・形成外科の特徴と治療方針
がんの切除手術前から計画的に介入
再建・形成外科は、がんの切除を担当する頭頸部外科、食道外科、肝・胆・膵外科、乳腺外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、眼科などの外科系診療科と協力して、機能面(嚥下、発声、運動など)と整容面(見た目)の両方に配慮した再建手術を行っています。良い結果を出すために、切除の計画段階から切除担当医と予定される切除範囲と必要な再建手術について検討を重ね、計画的にがん治療に関わっています。
術後のケアでより早く機能を改善
手術後は歯科口腔外科やリハビリテーション科、栄養室などと協力して、機能や生活の質(QOL)の速やかな回復を手助けしています。
また、手術でリンパ節を切除したり、リンパ節に放射線治療を行ったりすると、リンパ液の流れが滞って手足にむくみが生じる「リンパ浮腫」が起きることがあります。リンパ浮腫が起きた場合にはまず、リハビリテーション科で治療の基本となる圧迫療法を行います。圧迫療法だけではむくみが改善しない場合には、再建・形成外科で直径1mmに満たないリンパ管を静脈につなぎ、手足に貯まったリンパ液を静脈へ逃がす手術(リンパ管細静脈吻合術、LVA)を行います。LVAを行うには繊細な技術と同時に、患者さんを多方面から支えるチーム医療が重要です。再建・形成外科とリハビリテーション科のほかに、栄養室、病棟看護師を加えた4部門が月に1回、多職種カンファレンスを行って情報を共有し、チームでLVAを行っています。
再建・形成外科からひとこと
再建・形成外科は自家組織移植やマイクロサージャリーなどの技術を用いて、他の外科系診療科が体の機能や見た目をできるだけ残しながら、がんの切除を行うことをサポートしています。また、乳房再建やリンパ浮腫の治療といった、がん治療後のQOLを高める手術に力を入れています。患者さんががん治療後にできるだけ、元どおりの生活を送れるように、全力でサポートを行います。
なお、再建・形成外科ではがんの切除を行っておりません。皮膚がんは皮膚科へ、軟部腫瘍は整形外科へ、ご相談ください。
専門分野・所属学会・資格
安永 能周(部長)Yasunaga, Yoshichika
- 専門分野
癌切除後の再建
頭頸部再建
乳房再建
リンパ管細静脈吻合術
顔面神経再建
外陰再建
マイクロサージャリー- 所属学会・資格等
日本形成外科学会(評議員、専門医、領域指導医、再建・マイクロサージャリー分野指導医、小児形成外科分野指導医、皮膚腫瘍外科分野指導医)
日本創傷外科学会(専門医)
日本頭蓋顎顔面外科学会(専門医)
日本がん治療認定医機構(認定医)
日本乳房オンコプラスティックサージャリ―学会(評議員)
日本頭頸部癌学会(学会誌編集委員)
日本マイクロサージャリー学会(評議員)
日本リンパ学会(評議員)
日本リンパ浮腫学会(評議員)
日本リンパ浮腫治療学会(評議員)
臨床研修指導医
共用試験医学系OSCE外部評価者
看護師特定行為研修指導者
新リンパ浮腫研修修了
医学博士
東京科学大学臨床教授
荒木 淳(医長)Araki, Jun
- 専門分野
再建・形成外科
- 所属学会・資格等
日本形成外科学会(専門医)
医学博士
鈴木 伸哉(副医長)Suzuki, Shinya
- 専門分野
形成外科一般
- 所属学会・資格等
日本形成外科学会
武石 明精(医師)Takeishi, Meisei
- 専門分野
乳房再建
- 所属学会・資格等
日本形成外科学会(専門医、皮膚腫瘍分野指導医、再建・マイクロサージャリー分野指導医)
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会(評議員)
日本マイクロサージャリー学会(評議員)
日本手外科学会(専門医)
日本創傷外科学会(専門医)
日本熱傷学会(専門医)
日本外科系連合学会(評議員)
日本乳癌学会
中川 雅裕(医師)Nakagawa, Masahiro
- 専門分野
癌切除後の再建
頭頸部再建
乳房再建
神経再建
腹壁瘢痕ヘルニア
マイクロサージャリー- 所属学会・資格等
日本形成外科学会(専門医、皮膚腫瘍外科分野指導医、再建・マイクロサージャリー分野指導医、レーザー分野指導医)
日本創傷外科学会(専門医、評議員)
日本外科学会(認定医)
日本がん治療認定医機構(認定医)
日本マイクロサージャリー学会(理事)
日本皮膚悪性腫瘍学会(評議員)
日本皮膚外科学会(理事)
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会(理事)
日本頭頸部癌学会(理事)
日本ヘルニア学会
日本臨床外科学会
浜松医科大学形成外科学講座教授
中尾 淳一(医師)Nakao, Junichi
- 専門分野
頭頸部再建
乳房再建
会陰部再建
ケロイド- 所属学会・資格等
日本形成外科学会
日本マイクロサージャリー学会
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
日本熱傷学会
森 裕晃(医師)Mori, Hiroaki
- 専門分野
再建・形成外科
- 所属学会・資格等
日本形成外科学会(専門医)
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
日本がん治療認定医機構(認定医)
日本創傷外科学会
武石 白馬(医師)Takeishi, Hakuba
- 所属学会・資格等
髙柳 奈央(チーフレジデント)Takayanagi, Nao
- 専門分野
形成外科一般
- 所属学会・資格等
日本形成外科学会(専門医)
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本マイクロサージャリー学会
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
日本創傷外科学会
日本熱傷学会
日本臨床スポーツ医学会
日本医師会認定健康スポーツ医
片山 陸(レジデント)Katayama, Riku
- 専門分野
形成外科一般
- 所属学会・資格等
日本形成外科学会(専門医)
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本マイクロサージャリー学会
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
北井 諒(レジデント)Kitai, Ryo
- 専門分野
形成外科一般
- 所属学会・資格等
日本形成外科学会
日本マイクロサージャリー学会
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
日本創傷外科学会
木原 昂紀(レジデント)Kihara, Koki
- 専門分野
形成外科一般
- 所属学会・資格等
日本形成外科学会
日本マイクロサージャリー学会
日本創傷外科学会
日本創傷治癒学会
日本形成外科手術手技学会