消化器内科 医師募集

消化器内科の紹介

当院消化器内科は、がんの薬物療法の専門医である「腫瘍内科医」です。頭頸部、食道、胃、胆嚢、胆管、膵臓、大腸、肛門に至るまで、消化にかかわる幅広い臓器にできる悪性腫瘍を担当しています。切除不能ながんや再発症例に対する薬物療法はもちろんのこと、がんを根治させるために術前および術後に行う補助療法や、放射線治療との併用療法など、さまざまながん薬物療法を他診療科と協力しながら治療を行っています。さらにがん薬物療法に必須となる副作用に対する支持療法や、がんによるさまざまな症状緩和も含め治療を行っています。

また、がん専門病院として企業治験や臨床試験を通して、新規薬剤の開発、エビデンスの構築に日々取り組んでいます。我々スタッフの出身大学や医局は様々で、現在9名のスタッフとレジデントが数名在籍しています。

静岡がんセンターは、患者・家族を徹底支援することを理念としており、我々とともにチームの一員として、患者・家族のため誠意と熱意を持って診療と研究に取り組んでくれる方の応募をお待ちしています。

静岡県東部地域に胆膵内視鏡処置を専⾨とする医療機関が少ないため、当科には地域から多くの胆膵疾患の患者さんが受診されています。膵がん、IPMN、胆管がんの症例数はいずれも国内有数ですが、私達の主な内視鏡業務はこの様な疾患を持つ患者さんに対する精査および内視鏡的ドレナージ術です。

 年間、ERCP関連⼿技は400~500例、観察胆膵EUSは200~300例、EUS-FNAは300~400例 を⾏っています。また、必要に応じてEUSガイドの胆管・膵管ドレナージ術や膵嚢胞ドレナージ術、腹腔神経叢破壊術も施⾏しております。減黄術はERCPを基本としますが、十二指腸閉塞例・再建腸管例が多く、EUSガイド下胆管ドレナージ術を年間50例程度に行っております。さらに、⼿術件数の多い胆道がんの術前内視鏡処置件数、切除不能癌の減黄術が多く、外科治療に有⽤な情報の集積と効率的な胆管ドレナージを⼼がけています。がん専⾨機関ではありますが、がんとの鑑別が必要な腫瘤形成性膵炎、自己免疫性膵炎、硬化性胆管炎等も多く、胆管結⽯の処置もERCP症例全体の1割程度を占めています。また、胃切除件数も日本有数であるため、再建腸管例も多く、バルーン内視鏡下ERCPを年間20-30例に行っております。勿論、通常の上下部消化管内視鏡検査も時間が許す範囲で⾏っています。

 ⽇常臨床のまとめとしては、週4⽇外科との合同カンファレンスやフィルムカンファレンスを⾏い、スタッフ・レジデント全員で⾒識の共有と刷新を図っています。また、臨床試験や他施設との共同研究、論⽂・学会活動にも積極的に取り組んでおり、臨床・研究の両⾯で専⾨分野のエキスパートを⽬指す医師にとっては最適な環境と考えております。

 胆膵内視鏡部⾨は今後さらに発展して⾏く領域であり、ともに切磋琢磨しながら作り上げて⾏く、暖かさとやる気があるスタッフを募集しております。

募集内容

1 応募資格等 概ね40歳程度までで、がん薬物療法専門医の資格を有するか、がん薬物療法の臨床経験が5年以上ある方
2 採用予定日 応相談
3 病院概要(R6.4.1現在) 病床数615床
医師数248名(常勤スタッフ154名、チーフレジデント29名、
レジデント他65名)
4 身  分 地方公務員(静岡県職員)
5 配  属 静岡県立静岡がんセンター 消化器内科
6 待  遇 県給与条例(医療職給料表)等による医師経験年数を考慮して職位等を決定
7 選考方法 当センター医師等採用委員会による書類選考及び面接選考
8 その他
受動喫煙対策:有り(敷地内禁煙)

お問い合わせ

静岡県立静岡がんセンター  総務課企画人材班
電話:055-989-5743(直通) ● E-mail:scc-jinzai@scchr.jp
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センター紹介

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