鈴木克喜理学療法士、第8回日本がんリンパ浮腫理学療法学術大会において「大会優秀演題」に選出されました

2025年11月11日
リハビリテーション科部長 伏屋洋志

11月1日・2日に開催された第8回日本がん・リンパ浮腫理学療法学会学術大会(大会長:國澤 洋介(埼玉医科大学保健医療学部))において、リハビリテーション科、鈴木克喜理学療法士の演題が「大会優秀演題」に選出され口述発表を行いました。

・演題名:膵頭十二指腸切除後の体組成変化と術後補助化学療法導入の関連:前向き観察研究

<研究概要>
 膵頭十二指腸切除術を受けた膵・胆管癌患者において、術後の体組成変化と補助化学療法(S-1療法)の導入との関連を検討しました。解析の結果、骨格筋量や体脂肪量の減少が大きい患者ほど、補助化学療法が導入されにくい傾向が認められました。これらの変化は術後の治療導入に影響を及ぼす要因となることが示唆されました。

鈴木克喜理学療法士からのコメント

 本研究では、膵・胆道癌術後の体組成変化が補助化学療法の導入に影響する可能性を示しました。今後は、こうした変化を最小限に抑えるための運動・栄養介入の検討を進めていきたいと考えています。多くの症例が集まる当院の特長を活かし、引き続き意義ある研究に取り組んでまいります。

リハビリテーション科
理学療法士 鈴木克喜

リハビリテーション科

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