日本食道学会 ”最優秀論文賞” の受賞について
2022年9月30日
食道外科部長 坪佐恭宏
9月24日に開催された第76回日本食道学会学術集会において、当診療科の坊岡英祐医師が日本食道学会機関誌”Esophagus”の「最優秀論文賞」を受賞し、日本食道学会理事長の土岐祐一郎先生および本機関誌編集長(Editor in Chief)の松原久裕先生より表彰されました。この受賞は2021年の”Esophagus”に掲載された原著論文の中で最も優れた論文であるとしてその業績を称え贈られたものです。
本研究は、2014年1月から開始されたプロジェクトHOPE研究に含まれる一研究論文です。当院で外科手術を受けた食道扁平上皮癌44例、食道腺癌8例のマルチオミクス解析を施行し、日本人食道癌患者の遺伝子変異を包括的に解明しました。本研究結果が今後の食道癌遺伝子研究の基礎データになると期待されている論文です。
▶研究論文 | |
Whole exome sequencing and deep sequencing of esophageal squamous cell carcinoma and adenocarcinoma in Japanese patients using the Japanese version of the Genome Atlas, JCGA |