直接本人へそれも軽い感じでの宣告にショックは大きかった。そんなに簡単に患者に伝えるものなのかと思うと怒りさえ覚えた。医者にとって命に関わらなければただの病気なのかもしれないが、がんとついただけで私の中では頭が真っ白になっていたというのに。
直接本人へそれも軽い感じでの宣告にショックは大きかった。そんなに簡単に患者に伝えるものなのかと思うと怒りさえ覚えた。医者にとって命に関わらなければただの病気なのかもしれないが、がんとついただけで私の中では頭が真っ白になっていたというのに。
自分のがんが一体どの程度でどんな将来への計画が立つのか、医師の言葉が理解できず、宙に浮いたような不安があった。
病理結果の読み取り方が分からず、悪性度に関して悩んだ。診療で説明の時間が短時間しかとれないならそのフォローとして患者用資料室や説明書の用意などが必要だと感じた。
セカンドオピニオンを受けたが、両方の意見をどう処理すればいいのか難しかった。患者の選択が重い決断だった。